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渋谷確変/東京旅行2日目

(前回の記事の続き)
東京旅行の二日目、歌舞伎町を出発し代々木公園に向かいました。朝の歌舞伎町は昨夜の賑わいが嘘かのように静かで違う場所みたいです。代々木公園に行く前にパン屋に寄って朝食を買いに行きました。東京でもパンの値段は関西と変わらず安心しました。

だだっ広い明治神宮を抜けてようやく代々木公園に着きましたが、代々木公園はもっと広かったです。歩き疲れたので代々木公園に入って一番手前のベンチで休憩することにしました。一度公園のベンチに座るとなかなか動き出せないのは昨日と同じです。

しばらく休憩した後、渋谷の西武百貨店でやってる羊文学スタンプラリーをしに歩き始めました。原宿駅から渋谷駅まで電車で行こうと思っていたので、原宿駅に向かうついでに原宿通りを歩きました。原宿通りにはきゃりーぱみゅぱみゅみたいな原宿女子がたくさんいました。東京は町ごとに人の雰囲気が全然違うので本当に面白い街だと思います。港区女子とか原宿女子とかの名前が付くのも納得です。原宿でも黒人のキャッチに話しかけられました。昨日の歌舞伎町の黒人とは違って優しそうだったので握手だけしておきました。分厚くて温かくてしわがいっぱいのおばあちゃんみたいな手でした。

原宿駅から渋谷駅まで電車で移動し、渋谷の西武百貨店に着きました。羊文学のスタンプラリーは全部で三か所で、入り口、特設スタジオ、グッズ売り場でした。特設スタジオは前後左右にスピーカーが置かれてライブ映像が見れるといった場所です。結構心地よくて三曲目くらいからがっつり寝てしまいました。出発の夜行バスの疲れが2日目でも取れてなかったみたいです。

スタンプラリーを終えた後、昼食に海鮮丼を食べに西武百貨店から少し歩いたところに行きました。すごく細長い二階建ての店で、二階に上がるために一階カウンター席の後ろを通るのもギリギリの店でした。これぞ都会の建物って感じです。二回はテーブル席で落ち着いて食べれました。後ろの大学生集団が就活の話をしていて、おそらく同い年くらいだったのでなんだかむず痒かったです。

昼食を済ませた後、本格的にやることがなくなったので早めの風呂に行くことにしました。近くの銭湯に行ったのですが、昼間の昼間にもかかわらず人が山ほどいました。3か所くらいある浴槽がすべて人だらけでちょっと混んでる電車内くらいでした。

風呂から上がった後は3時か4時くらいでまた暇になってしまいました。7時くらいに夕食のつもりだったので中途半端に時間があります。そこで前からパチンコに行ってみたかったので渋谷のパチンコに行くことにしました。結構ケチな僕はたばこやギャンブルなど、ほぼ確実にお金が減っていくだけの娯楽には手を出さなかったのですが、ギャンブルに関しては経験してみたい気持ちがだいぶありました。テレビで芸人がギャンブルの話をしてる時、自分が経験していたらもっと楽しめるやろなと何度も思いました。あと将来ギャンブルの話で人間関係構築のきっかけを作れるかもしれないとか思っています。

そんなわけで渋谷のパチンコ屋に入ることにしました。パチンコ台になってる作品はほとんど知らなかったのですが、唯一エヴァンゲリオンだけは見たことがあったのでエヴァの台を友達と横並びで打ちました。1000円を入れて友達に打ち方を教えてもらい、たどたどしく打っていました。友達は既に1000円を溶かし2000円目に突入していた時、僕のエヴァンゲリオン初号機が暴れだします。パチンコを知らない僕でもこれは熱い展開だと気づきました。なんたって残酷な天使のテーゼが流れているのだから。僕は確変というやつに入ってしまったみたいです。そこからはひたすらに当たり続け、1時間弱くらい確変が続きました。これが脳汁が出るというやつかとちょっとわかった気がしました。

結果1000円投入で14000円勝ちでした。換金は1万円しかできず、4000円分は景品と交換になりました。なるべく荷物を少なく帰りたかったので交換できる一番高いポーチとお菓子を数個貰いました。正直どれもいらなかったので、親切に説明してくれた女性の店員さんに選んでもらって店員さんにプレゼントすればよかったと後で後悔しました。

1万円を手に入れた僕は昨日今日で使ったお金をすべてペイできました。夜行バス代のみでの東京旅行というなんともお得な旅行です。パチンコで思ったより時間を食ったのでもうあたりは暗く、夕食の時間でした。旅行前からずっと街中華を食べようと言っていたにも関わらず、夕食はショッピングモールのフードコートで済ませました。僕は一応中華を食べましたが、王将の方がおいしかったです。

帰りの夜行バスの出発場所はバス会社の事務所みたいなところでした。歯を磨きたかった僕たちはそこの建物で使ってよさそうな洗面所を探しましたが、明らかに社員用のスペースでドキドキしながら歯磨きしました。

帰りのバスは始発地点だったので次の停車場所までは貸し切り状態でした。幸運なことに一番後ろの席だったのでリクライニングを最大まで倒してぐっすり寝ることが出来ました。

そんなわけで僕の東京旅行は幕を閉じました。旅行の数日後、パチンコ屋の「新台入荷!」の看板に目を釘付けにされてしまい、残酷な天使のテーゼが脳内で流れてしまった僕はパチンコに心を奪われたのかもしれません。


一応あの日以来パチンコには行ってないのでなんとか大丈夫そうです。次はスロットや競馬あたりに挑戦したいです。


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