映画すみっコぐらしを初めて見て、すみっコぐらしの魅力を語る
2023年11月11日、世間一般ではポッキーの日らしく公園にはポッキーを食べながら寝そべっている学生たちがいた。
そんな学生らを横目に仲が良さそうで何よりだと感じつつ、邪魔にならないようすみっこに避けながら映画館に向かう一人の独身成人男性がいた。
どうもです。
その独身成人男性が私です。
今回大人が見てもどうやら面白いらしいという噂を聞いて、『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』を見てきました。
このnoteの内容は主にすみっコぐらしについて知らないぜって人、もしくはすみっコぐらし作品に初めて触れた人の感想が見たいぜって人に向けて書いています。
自分は今回の映画で初めてすみっコぐらし作品に触れたため、色々間違った認識をしてしまっているところがあるかもしれませんが、大目に見ていただけますと幸いです。
すみっコぐらしとの出会い、印象。
すみっコぐらしと初めて出会ったのはゲームセンターでした。
UFOキャッチャーの景品のぬいぐるみとしてあったんですよね。
その時は目が点で出来ているかわいい雰囲気のキャラクター作品、という以上の感想はありませんでした。
すみっコぐらしについて、知る機会がないほとんどの方は同じ印象なんじゃないかなと思います。
公式の紹介を見た。印象がガラッと変わった。
今回の映画は3作目ということもあり映画に行く前に公式ホームページを見て、少しだけ情報を入れてから見ようと思いました。
えっそういう感じ?
この公式の紹介を見る前は何かすみっこの方に集まってる座敷童的なほんわかキャラクター達という印象を持ってました。
隅っこにいるのには理由がある
代表して過去に自分がぬいぐるみを取ったしろくまを紹介しましょう。
このくま、しろくまであるにもかかわらず寒いのが苦手です。
周りのしろくまと違い、寒いのが苦手であるが故にあまり幼少期に他のしろくまと交流することができなかったためか、人見知りでもあります。
そして北極では過ごすことができない…と逃げてきた過去があります。
キャラクター紹介を見るだけでその背景を想像したり、このキャラクターとこのキャラクターはどのような交流をするんだろうと気になる紹介がされています。
他のキャラクターもみんな一癖あったり、いわゆる少数派・マイノリティ側にいる者として紹介されています。
気になった方はぜひ下のリンクから見てみてください。
すみっコぐらしofficial web site プロフィール
そんな所謂はぐれもの達が森のすみっコに集まって暮らしている。
それがすみっコぐらしという作品と言えるでしょう。
映画について印象に残ったこと
初見でもいい
冒頭3分ぐらいを使って登場するキャラクターたちの紹介がありました。
一匹ずつ丁寧に、初見でも分かりやすい一言説明。初見にやさしい。。。
何も情報を持ってない状態で見ても楽しめます。
すみっコたちに声はついていない
キャラクターたちに声はついていなく、ナレーションの天の声とキャラクターの動き・表情、「どうかな・・・?」ぐらいの字幕がたまに出てくるぐらいで物語が進みます。
この配分がとても丁度良くて、たとえ耳が良くなかったとしても楽しめるんじゃないかなと感じました。
あと声がキャラクターに与える影響は大きいと思うので、みんながそれぞれ自分のイメージでキャラクターに向き合えるという点が良いなと思いました。
情緒が揺さぶられる
自分がどういう立場で、どういう目線でこの映画を見るかによって何が刺さったか、どこに感動したかとかは変わってくる映画なんじゃないかなと思います。
自分はどちらかと言えば少数派の立場だと感じることが多い人間なので、
すみっコ達に共感することもありました。
人見知りであるしろくまが勇気を出している姿を見ると思わず頑張れ…!と心のなかで応援してしまいます。
またゆるふわで可愛い雰囲気でありながら経済や社会問題に突っ込んでいたりしていて、大人でもというか大人だからこと考えさせられる映画になっています。
後はネタバレになるので多く語れないです。
人が死ぬとかそういうのじゃなくて、感動するのは健康にいいです。
目に涙が浮かぶシーンは何回かありました。
アニメーションが凄い
すみっコぐらしのゆるふわな雰囲気を遺憾なく発揮していてめちゃくちゃ可愛いです。動きも可愛くてぽよぽよしていました。
ただメリハリが凄くてアクションシーンではめっちゃ動きます。凄い。3DCGを使っているんだと思うんですけど、2Dも多分使っていてその境目がまっっったく分からなかったです。凄いクオリティ。
BGM・エンディングがいい
ここはほんとに個人的所感ですが、BGMが良かったです。
ゆったりするところ、緊迫感があるところなど場面に合わせたBGMが作品をより良くしているなと感じました。
エンディング、Pafumeのすみっコディスコもめちゃ良いです。
制作者陣の愛を感じる
キャラクターに声を付けないことやアニメーションについては下記記事でインタビュー形式で紹介されていました。
制作者陣の愛も感じます。いや本当にめちゃくちゃ愛を感じる作品です。
映画を見てて、キャラクターを大事にしているんだなぁと感じる細かい心遣いを感じることが多々ありました。あなた達のこと好きになっちゃうよ。
『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』大ヒットの奇跡
最後に、この映画は映画館で最後まで見た方がいい
これについては見た方みんなが言うんじゃないかなと思います。
何言ってもネタバレになるので触れることが出来ませんが、映画館で見るということだけで価値が付く映画です。エンドクレジットが終わった後に後日談があるので、クレジットの最中に帰らないで下さい。絶対ですよ!!!見る方は約束してください。
照明が点いてから帰りましょう。
最後に
映画館から席を立って帰るときに「感動とは感じて動くと書く」と書かれたTシャツを着たおっちゃんが前を歩いていました。
感動する作品が見たかったのかな。
いい映画だったねぇ。。。
1作目、2作目についても是非見たいなと思いました。
元気がない時とかに見ようかな~~~。
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