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2024年 中京記念の予想

■小倉大賞典同様、かなりのハイペースも考えられる一戦

 京都競馬場の改修工事による変則日程となった2021、22年以来、2年ぶりに小倉芝1800mで行われる中京記念。小倉芝1800mは発走地点から1角までが約272mと短く、2角までは上りが続くため平均よりも遅いペースで決着することが多い。21年は平均ペースで好位の最内を追走したアンドラステが優勝、22年はかなりのスローペースをベレヌスが逃げ切った。

 しかし今年は、逃げが濃厚の(3)セルバーグに対し、逃げなければ持ち味が生かせない(1)テーオーシリウスが抵抗する可能性が高い。その他にも(11)アナゴサンなど、行く気になればハナを主張できる馬も多数。

 また、今夏の小倉芝は開幕週から例年よりも時計が掛かっている。セルバーグが主導権を握った今年の小倉大賞典のような、かなりのハイペースが想定されることも併せると、差し馬有利になるのではないか。これを前提にしたうえで予想を組み立てたい。

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