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2024年 マーチSの予想

■1番人気は勝てないのにはワケがある

 マ―チSは過去10年で1番人気が優勝したのは、2020年のスワーヴアラミスのみ。同馬は2009年のエスポワールシチー以来の1番人気での優勝を達成したが、その後の一昨年も昨年も1番人気が優勝しておらず、過去10年で連対したのも2016年のバスタータイプと昨年のウィリアムバローズのみ。とにかく1番人気の勝率、連対率の悪く、マーチSは1番人気が勝てないジンクスが続いている。

 これは、なぜか? ハンデ重賞だからだろう。実績馬にとってハンデ戦は目標のレースではなく、流動的に出走してくることが大半。「調子良くないが、相手もそんなに強くないから使ってみるか…」、「思ったよりもハンデが軽いから、とりあえず出走」、「実績馬でハンデ重いけど、負けてもハンデのせいにできるから、まっ、いいかぁ~」という具合で出走してくる。ハンデが重いということよりもここを目標にしていないことが、波乱を生み出だしていると言える。

 同じハンデ重賞でも秋のシリウスSよりも荒れるのは、この時期は地方では名古屋大賞典、中央ではアンタレスSやOP・リステッド競走も多数。有力馬を所有する陣営はハンデ戦のこのレースよりも、前記のレースを目標にすることが多いことが影響している。

 それではどのような馬が1番人気で3着以下に敗れているのかというと、エスポワールシチーのような実績馬よりも、2014年のエーシンゴールド、2015年のマスクトヒーロー、2017年のコスモカナディアン、2019年のテーオーエナジーのように、近2走でオープンやリステッドで連対した馬。特に前走ハンデ戦で好走している馬の凡退が目立っている。

 もしくは2013年のジョヴァンニ、2018年のハイランドピーク、2020年のアメリカンシードように、ダートの2勝クラス、3勝クラスを逃げ、もしくは捲り気味に上がって連勝した揉まれたことがないタイプ。前記3頭は重賞のここで逃げられず、揉まれ弱さを見せたり、逃げ馬に競り掛けてペースが厳しくなって大敗している。

 人気を作り出すのは、馬ではなく人。1番人気が悪いのではなく、前記に該当するような馬は1番人気でなくとも危うい要素があるということだ。消すまでは至らずとも、疑ってかかりたい。今年もこの点を踏まえて予想を組み立てた。

 昨日の日経賞は◎クロミナンス(2番人気)、毎日杯は◎メイショウタバル(6番人気)でW的中🎯🎯🎯 参考にされた方、おめでとうございました✨ ただ、毎日杯は「大本線のベラジオボンド(4番人気)で決まったああああ!!!」と思ったら、最後の最後に状態が良くなかった1番人気のノーブルロジャーに差されていたのが残念でたまりません。本日もがんばります😊

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