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2024年 函館スプリントS

■開幕週ながら意外と差しが決まる 

 函館で行われた過去10年の脚質傾向は、逃げ2勝、先行4勝、中団1勝、差し2勝、追込1勝。2着は逃げ1回に対して、追込2回。3着も逃げ1回に対して追込が2回と、スプリント戦としては追込馬が活躍している。

 「開幕週で内と前有利」が先行して、しばしばかなりのハイペースが発生するためだ。過去10年で前が有利になったのは、函館らしからぬ超絶高速馬場だった2013年と薬物騒動で6頭除外となり、7頭立てで行われた2019年のみ。前記の2年は逃げ馬が3着以内に粘っている。

 今年はテンの速い(3)アサカラキングを始め、(6)シナモンスティックや(10)ウイングレイテストなど逃げ馬多数。2列目候補も(4)サトノレーヴ、(5)オタルエバー、(12)ジュビリーヘッド、(13)ビッグシーザーと多数で、前半から速い流れが予想される。差し馬に有利な流れになりそうだが…。

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