2023年 チャレンジCの予想
■ペースが上がらず、前有利の傾向
この時期の阪神ではかつて鳴尾記念(別定戦)が行われていたが、11年前にハンデ戦のチャレンジC(芝1800m)に変更。さらに6年前から別定の芝2000mへ変更。目まぐるしく施行条件が変わるこのレースは、何にチャレンジしているかわからないが、阪神芝1800mから阪神芝2000mに変ったことで、前からでも押し切りやすくなった。
阪神芝1800mは最初の3角までの距離が約665mとストレートが長く、隊列形成が長引くため、何が何でもハナへ行きたい馬は、3角(4F目辺り)まで息を入れられない。目下5連勝でチャレンジCに挑んだ逃げ馬エイシンヒカリに土が付いたのも、阪神芝1800m時のチャレンジCだ。
しかし、阪神芝2000mはスタート直後に坂を上って約365mで最初の1角を迎えるコース。芝1800mよりも最初のコーナーまでの距離が約半分。つまり、早い時点で隊列が形成され、ペースが落ちつきやすいということ。さらに開幕週で、この時期でもそれなりに高速馬場であることが影響している。
実際に阪神芝2000mの過去6年中、優勝馬の6頭が3角4番手以内の先行馬であり、逃げ馬のブラックスピネルやベステンダンクが日和って逃げす、前半が極端に遅くなった2019年のこのレースでも人気薄で逃げたトリオンフが2着に善戦している。
今回は逃げ馬テーオーシリウスや逃げて今年の中京芝2000mの金鯱賞や阪神芝2000mの鳴尾記念を逃げて2着に好走しているフェーングロッテンなど、前に行ってこその馬が多数出走しているので、多少ペースが上がることを考慮しても、好位で立ち回れる馬が有利だろう。それらを中心に予想を組み立てたい。
P.S.先週のジャパンCは◎リバティアイランド、○イクノクイック、▲スターズオンアース、注ドウデュースと印ほぼ完璧だったのに、小学生のお小遣いしか設けられないというオチ。明日のチャンピオンズCは手応えを感じているので、何卒よろしくお願いしますm(__)m。
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