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2024年 紫苑Sの予想

■近年はスローペースの傾向

 紫苑Sは秋の中山開幕初日に行われる、秋華賞TR。このレースがOPだった頃は、上がり馬vs春のクラシックで通用しなかった馬の対戦図式だったが、2013年に重賞に格上げされるとオークスの上位馬も出走してくるようになり、ローズSと勢力が二分化した。

 さらにOP特別時代と大きく異なるのは、スローペース化したこと。これは本番を見据えた実績馬が、本仕掛けを遅らせることで、しばしば起こる現象で、大逃げ馬が出現しレコード決着となった昨年を除く、2017年~2022年の6年間でスローペースが発生している。

 前記の6年間では先行馬が4勝、中団1勝、差し1勝。逃げ馬も2度2~3着に好走していることから、基本的に逃げ、先行していることから、基本的に逃げ馬も含めて先行馬が有利と見ていい。

 また開幕週らしく内有利ではあるが、このコースはスタートから初角までの距離が405mと距離があるので、一昨年の2着馬サウンドビバーチェのように、外枠からでも内ラチ沿いを取れてしまうことも可能だ。

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