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Gabirielsの高揚するソウルと溢れ出るクイアネス【2023年 私的ベストアルバム8位】

ゲイブリエルズのデビュー作"Angels & Queens"が2023年私的ベストアルバムの8位です。

今年はソウル系の傑作アルバムが自分のベスト10内に3作入りました。そのうちの一枚が、これです。

このアクトを知ったキッカケは、現地入りをスルーしてしまったサマソニ1日目の生中継をテレビで観たことなんですよね。

某メディアでこのアルバムが高評価を受けていたことだけは知っていたので、なんの予備知識もなくライブパフォーマンスを観て、あまりのソウル〜ゴスペルの高揚感に感動してしまいました。

また、ボーカルのJacob Luskが何とも愛らしい佇まいなんです。
サマソニのステージや、下にリンクを貼る動画でもそうなんですが、観てるだけで癒されてしまうアイコニックなスター性があると思います。Lizzoがそうであるように。

本人は、昔出演したアメリカン・アイドル(オーディション番組)でのゲイバッシング経験もあり、自分のセクシュアリティとは格闘してきたので語りたくない、と言っているんですが、確かに音楽の良し悪しと個人的なセクシュアリティの間には何の関連性もない、というのが筆者の立場です。

ただ、アルバム自体は結構ゴスベル色や宗教色も強く、彼のバックグランドにある保守的な宗教と、どのように折り合いをどのようにつけてきたのか、個人的な興味尽きません。

サマソニ来日時に誰かインタビューしなかったんですかね。最近は来日アーティストのインタビューですらロック雑誌に載ることが非常に少なくなってきたと感じており、非常に残念です。


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