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新人でも「インバウンド添乗員」になれたワケ

はじめまして!ご訪問ありがとうございます。初投稿です。

コロナ明けに総合旅程管理主任者の資格を取ってから1年数カ月が経ちました。

この春は、沢山、添乗のオファーを頂いて大忙しです。
同僚達も果敢に挑戦して、新しいお仕事に大忙し。
皆が大忙しな中、お互いに喜び合っている。
単に「仕事を貰えたから」ではないようです。
【思ってもみなかった。自分にもこの仕事で人を喜ばすことができるとは!】という充実感。
誰か(外国人旅行客)のお役に立てた嬉しさでしょうね。
私は旅慣れてなかったけど、そんな私がやれたから、周囲の英語を話す添乗員仲間にも、インバウンド添乗員として活躍できるはず!そう思えて仕方なくて、お仕事や良い会社を紹介しまくりました。
そこに一歩ずつ、不安ながらも、必死に挑戦した仲間達の行動力が、私の励みになっています。
英語を話す方で、旅好きの方、お世話を焼くのが好きな方、接客業が好きな方、人に教えてあげるのが好きな方…のようは方には、きっとこのお仕事が似合うと思います。

何よりも、お客様からの率直な感謝のお言葉が、本当に嬉しい。
でも、実際は私自身が、お客様が感動することと同じ体験をする。素晴らしい景色を一緒に見る。なので「この感動は、この仕事のお陰」とつくづく思うんです。

その始まりは、どうだったかと言うと、実は全く正反対の状況でした。
1人迷路にはまり、一筋の光も見つけられず、悩む日々。
簡単にはインバウンド添乗の仕事に、就けなかったのです。
理由は「誰も教えてくれなかった」から。

資格学校に通ったのは、2022年秋。
「派遣会社に登録しないと添乗員の仕事はできません」と先生からレクを受けたので、早速何社か張り切って問合せ。
でも、そこで大体が…
☑日本人向け国内ツアーをまず数年間添乗する。
☑お客様評価が高くてやる気があれば、日本人の海外ツアー添乗する。
☑一社専属の添乗員になる。他社との掛け持ちNG。
☑社保あり。
☑時給は・・・・・
という説明。

「私がやりたかったインバウンドは?」
この質問はする気になれない程、大手各社からの紹介ありませんでした。
記憶にあるのは
「経験を積んだベテランしか乗りません」
「通訳案内士にしかできません」だったかな。
疑問と焦りだけが募った2023年幕開けでした。

一生インバウンド添乗員になるのは、無理?と思ったけど、その度に、

『英語が話せる人にしかできない仕事をするんだ!』

という私の本気キーワードを何度も自分に言い聞かせました。
2023年明けオフシーズンで、インバウンド添乗研修を受けながは、様子を見ました。

ある時「インバウンドツアーに10日間乗った。日当〇万円だった」と話す同期がいました。真冬なのに?なんで?
「凄い大変だったけど、感動したと。」
どうやら独自ルートで、外国人経営の旅行会社から直接仕事を貰ったらしく。

そんな方法があるの?
(その「独自ルート」を教えてよ…私を「外国人会社」に紹介してよ…)
と言いたかったけど「情報を取るのも自分の努力次第」みたいな雰囲気を感じたので、この方を頼るのは諦めました。
!確かにそうだよね!

ところが突然、この私にもやっと良い流れが舞い込みました。

研修仲間から「ロングツアーできる人を探している会社がある」と紹介されたのです。
この方も新人でしたが「ガイド」と呼ばれる通訳案内士の方々にお知り合いがいたそうで。
『渡りに船!このチャンスを逃すわけにいかない!』
「忙しいから数日は無理」と先方から言われたけど
「なら今からはどうか?」と、必死に面談にこじつけました。
オフィスは小さな一角。20名くらい?半数以上外国人。
全員カジュアルで、どなたが社長か分からない。
全然そんなことはOKなのですが…

「こんな感じに、インバウンドツアーだけを扱う会社が都内に沢山存在するんじゃないか?」
☆そして、名は知られてない。
☆そして、紹介のみで人材確保。
☆そして、世界各国の旅行会社が、このような外国人運営の会社を通して日本に旅行客を送り込んでいる。

この様子がなんとなく理解できたの。

さて、私はスタッフとの面談を終えて「仕事があったら連絡する」と。
英文職務経歴書と資格証書コピーを提出。
「そーかー新人だもん、すぐにお仕事は無いか」
と、とほほ気味に席を立とうとした時に…傍にいたスタッフが…恐る恐る…

「あの~このツアー初心者の方にもできると思いますがいかがですか?乗れる人を探してるんです」

と行程表を、こそーっと見せてくれました。
☑ある国の富裕層家族20人
☑行く場所・レストランは全部予約確定済。
☑移動は専用🚌。
☑ホテル高級。
☑私の慣れ親しんだエリア。
☑各レジャーランドを巡る。
やれる予感➡やるしかない➡やろう(と気持ちが急激に盛り上がり)
「はいやりますやらせてください」
と早口にその場で✋元気よくお返事。

『初のロングツアー1本目獲得!』に成功!

やった!嬉しい!頑張る!心がときめきました。
こんな形でお仕事を得られるとは!偶然舞い込んだチャンス。
【紹介してくれた知人が、私を思い出してくれた!】
この事実だけが、キッカケでした。
このーある方の「頭に浮かぶ存在」になるかどうか?だけが、ある意味、大切なポイントです。

さて、話を戻して
口約束のみで大丈夫なのか?➡「はい、大丈夫」。
「あとから詳細をメールします」➡それだけ?
通訳案内士ではないと打ち明け。➡「英語でコミュニケーション取れたらOK」と確認。
地理歴史の知識不十分と申告➡「この方々はそういうの求めていません。とにかくお食事とレジャーとお買い物へ楽しく連れて行ってあげてください」と言われ。
「旅程を管理できれば十分」ということを再確認しました。

そうそう!
外国人ツアーに案内士の資格無くても添乗がOKに2018年法律改正されました。法律改正よ!有難う。

日当は研修中の身としては有難いもので、モチベーション🆙
【新人でもチャンスがあるのはこの春(2023年)限定!】
という噂があり、そのチャンスを掴めた感を大いに感じました。

なぜかと言うと、業界の大先輩が、パンデミックの間、やむを得ずこの職から離れたそうなのです。
急に入ってくるインバウンドに追いつかず、旅行会社は人員確保に必死。
新人でもとにかく乗る人を欲しかったのですね。

これが私のインバウンド添乗員としての出発となります。
数々のお仕事と外国人旅行客さん、また外国籍船のお仕事もあったりで、多くの外国人クルー達とも出会いました。
人生観がどんどん広がりました。家族が私を見る目も良い意味で変化しました。

この続きは、具体的なお仕事の経験を書きながら、ご紹介していきます。
ご参考になれば幸いです。

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