【百年ﾆｭｰｽ】1921(大正10)5月20日(金) 世界一の巨人のひとりバーナード・コイン(Bernard A. Coyne)がアイオワ州で没,享年23。身長254㎝。父は173㎝,母は157㎝,5人の兄弟も普通の身長だった。多くのサーカスや興行師から契約の誘いを拒否し,故郷の家で静かに暮らした。前年体調を崩し肝硬変で死去。

世界一の巨人のひとりバーナード・コイン(Bernard A. Coyne)がアイオワ州で死去しました。享年は23歳でした。身長8フィート4インチ、すなわち254㎝もありました。医学的に確証がある事例で、身長が8フィート、つまり2メートル44センチ以上に成長した人物は17人にしかいませんが、バーナードはそのうちの1人です。

バーナードは1897年7月27日、アイオワ州ウッドベリー郡アンソン近郊オトの農場でシルベスター・コイン夫妻に生まれました。父は173㎝,母は157㎝,また5人の兄弟も普通の身長でしたが、2番目の子供として誕生したバーナードは飛び抜けで身長が伸び続けました。

1918年の第一次世界大戦へのアメリカ参戦に際し、バーナードは米軍に志願しますが、身長が高すぎるため入営を拒否されました。彼はその人生において、多くのサーカスや興行師から契約の誘いを受けますが、すべて拒否し、故郷の家で静かに暮らしました。1920年に体調を崩し翌1921年の今日、肝硬変により死去しました。特注の長さ10フィートの棺に納められ,故郷アンソンに埋葬されました。