見出し画像

【百年ニュース】1921(大正10)8月26日(金) 西武軌道が淀橋ー荻窪間で開業。青梅街道のうえを路面電車が新宿にむけて走った。10月1日には武蔵水電に合併され,1922(大正11)12月には淀橋から角筈(新宿大ガードの西新宿側)まで延伸された。戦後は都電14系統(杉並線)。丸の内線と競合し,1963(昭和38)廃止。

西武軌道が淀橋と荻窪間で開業しました。西武軌道は民間鉄道会社の西武鉄道傘下の路面電車になります。荻窪駅から青梅街道のうえを路面電車が新宿にむけて走ることになりました。淀橋というのは青梅街道沿いに進みまして、新宿区と中野区の境にあります神田川に架かる上の橋のことです。1947(昭和22)までは、現在の東京都庁がある一帯は「淀橋区」という行政区分であったことから、現在では新宿駅西口一帯を指す地域の旧称としても使われております。例えば西新宿に本店を構えます家電量販店のヨドバシカメラなどにその名前が残っています。

さてこの西武軌道ですが、早くも同年の10月1日には武蔵水電に合併されまして、さらに路線が延長され、1922(大正11)12月には当初の終点でありました淀橋から、角筈、これは現在の新宿大ガードの西新宿側の地点になりますが、ここまで延伸された。戦後は都電14系統(いわゆる都電杉並線)となりましたが、1962(昭和37)年、同じ青梅街道の地下を走って、都電杉並線と直接競合することになります地下鉄丸の内線が延伸されますと、翌年廃止されました。

現在私が経営しております株式会社キュリエは本社が西新宿にありますので、非常にローカル的に馴染みのあるニュースをピックアップ致しました。またかつて三井物産におりましたときには、丸の内線の中野富士見町駅の近くにありました三井物産中野寮に入っていた時期があり、毎日丸の内線で大手町まで通っておりました。その意味でも非常になじみ深いニュースであります。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7


よろしければサポートをお願いします。100円、500円、1,000円、任意のなかからお選び頂けます。いただいたお金は全額、100年前の研究のための書籍購入に使わせていただきます。サポートはnoteにユーザー登録していない方でも可能です。ありがとうございます。