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【百年ニュース】1921(大正10)10月20日(木) 米国の検事ジム・ギャリソン(Jim Garrison)がアイオワ州デニソンで誕生。オリバーストーン監督『JFK』(1991)モデル。ルイジアナ州ニューオリンズ地方検事の立場でケネディ大統領暗殺事件を調査,容疑者として実業家クレイショーを訴追も無罪判決に終わる。

1921(大正10)10月20日(木) 米国の検事ジム・ギャリソン(Jim Garrison)がアイオワ州のデニソンで誕生しました。オリバーストーン監督『JFK』(1991)の主人公として知られている人物です。ルイジアナ州ニューオリンズ地方検事の立場からジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件を調査し、容疑者として実業家クレイ・ショーを訴追しましたが、結局裁判はクレイ・ショーの無罪判決に終わりました。

ジム・ギャリソンが2歳のとき両親が離婚し、ルイジアナ州ニューオリンズで母親に育てられました。1940年に陸軍航空部隊に入隊し第二次世界大戦に従軍、主に敵地爆撃の任務に当たりました。戦後の1949年にテュレーン大学法科大学院を卒業し、2年間連邦捜査局(FBI)に勤務したあと、朝鮮戦争にあたり再び志願し従軍しました。

1954年から1958年までニューオーリンズのドイッチ・ケリガン&スタイルズ法律事務所に勤務し、1959年の刑事裁判所判事選挙に挑戦しますが落選。1961年にニューオーリンズ地方検事選挙に立候補し当選しました。

1963年11月22日テキサス州ダラスでジョン・F・ケネディ大統領が暗殺されました。ジム・ギャリソンは1965年に地方検事に再選されると、翌年から独自の立場でこの暗殺事件の調査を開始しました。その結果1969年のニューオリンズの実業家クレイ・ショーを逮捕、訴追して裁判となりましたが無罪判決となりました。この裁判でジム・ギャリソンはライフ誌が保有していたザプルーダー・フィルム(the Zapruder film)を召喚し、JFK暗殺の現場を捉えた映像が初めて動画として公開されました。

1973年ジム・ギャリソンは地区検事選挙で敗れ再選されませんでした。ケネディ暗殺に関するいくつかの本を執筆しましたが、それらをもとに1991年オリバー・ストーン監督が映画『JFK』を発表。広範な注目を集めました。1992年癌のため死去、享年は70歳でした。

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