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【百年ニュース】1921(大正10)5月19日(木) 公民権運動家のユリ・コウチヤマ(Yuri Kochiyama)がカリフォルニア州サンペドロで誕生。日本名は河内山百合。第二次大戦で日系人の強制収容を経験。60年代はマルコム・Xと行動をともにし,1965暗殺時も至近距離にいた。2014没,享年93。

公民権運動家の日系アメリカ人二世、ユリ・コウチヤマがカリフォルニア州サンペドロで誕生しました。父親は日本からの移民で魚商を起業したセイイチ・ナカハラ、母親は大学出でピアノ教師の主婦ツヤコ・サワグチ・ナカハラです。一家は比較的裕福で、ユリは白人の多い地域で育ちました。しかし太平洋戦争がはじまると,一家は日系人の強制収容に拘留され生活は一変。拘留中に父親のセイイチを失います。収容中に出会った日系二世の軍人ビル・コウチヤマと1946年結婚、6人の子供をもうけました。

1960年に一家はニューヨークのハーレムに移り住み、マルコム・Xと出会います。そしてマルコムXのアフリカ系アメリカ人統一機構に参加し行動をともにするようになりました。そして1965年2月21日、ニューヨーク市のワシントンハイツのオーデュボン舞踊場におけるマルコムX暗殺時にも至近距離で目撃しました。瀕死のマルコムXを腕に抱くユリの写真が雑誌LIFEに掲載されました。その後も公民権活動を続け、2014に没,享年93。

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