【百年ﾆｭｰｽ】1921(大正10)4月4日(月) 洋画家の田中岑が香川県で誕生。1939(昭14)東京美術学校に入学も,日本大学芸術科に転校。1944(昭19)繰上げ卒業で兵役に。戦後1957(昭31)「海辺」で新人洋画家の登竜門,画壇の芥川賞と呼ばれる安井賞の第1回受賞者に。多くの作品を残し,2014(平26)没,享年93。
田中岑の出身地,香川県三豊郡和田村(観音寺市豊浜町)は第68代内閣総理大臣,大平正芳の出身でもある。田中岑の誕生時,大平は11歳で和田村立大正尋常高等小学校に通学中。翌年卒業時の大平の成績は48人中2番,理科と苦手な唱歌(音楽)を除き満点だった。大平は,のち田中も進学する旧制三豊中学校に進んだ。
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