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【百年ニュース】1920(大正9)6月14日(月)前田利嗣没後20年祭。午前中は本郷前田本邸(現東京大学懐徳館)、午後は前田家墓所(現西日暮里公園)にて。有栖川威仁親王妃慰子(加賀藩最後の藩主前田慶寧四女)も参列。本郷前田本邸は1923(大正12)関東大震災後、駒場の東大農学部実習地4万坪と交換された。

前田慶寧四女慰子(やすこ)は1880(明治13)有栖川威仁(たけひと)親王妃となった。1887(明治20)栽仁(たねひと)王誕生するが20歳で逝去。威仁親王も1913(大正2)52歳で逝去。のち王妃慰子の逝去をもって有栖川家は断絶した。威仁親王は明治天皇の信頼厚く皇太子嘉仁親王(大正天皇)の教育係東宮輔導を務めた。

有栖川威仁親王邸は現在の内閣府の場所。鍋島本邸(現総理官邸)向い。父有栖川宮幟仁(たるひと)親王以来の兄熾仁(たかひと)親王邸も同じ霞が関にあったが、1895(明治28)熾仁親王逝去で翌年南麻布に移転。有栖川家の祭祀を引継いだ高松宮の御用地を経て、1934(昭和9)有栖川宮記念公園となり現在に至る。

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