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SWEET MELODY

東京初期衝動というバンドについて書こうと思う。

今さら?って思う人もいるかもしれない、彼女達がファーストワンマンでshelterを超満員にする前からライブ観てるんだから、もっと前に書いて応援しておけよ!と言われればごもっとも…としか言えないけど。

今日は本来5月に新代田FEVERで行われる予定だった全国逆ナンツアーファイナルがコロナの影響で延期・会場変更となった上でのリキッドルーム、そして同時にベースのかほさんの東京初期衝動としての最後のライブでもある。前情報だけでも特別な日だった。

自分としては筋肉少女帯や超歌手大森靖子のライブでさんざん行き倒したリキッドだけに安心感と、トキショキがここまで来たって感慨と、コロナ禍になってから久々に来た事もあり期待と不安が入り交じってたがリキッドは椅子入れて距離とる方式じゃなく床のテープ貼ってある位置に合わせてスタンディングだったのでいつもの感覚でライブに集中できた。

ライブの詳細なレポートはどっかのライターに任せるけど…特別なライブだからこそモッシュでもみくちゃにならずに観れて結果的に良かったなって思いと、かほさんの最後のライブだからこそメンバーはいつもと同じ激しいライブで送り出してあげたかったんじゃないかな?と、感極まって中央線の冒頭のソロパートを泣きながら歌うしーなちゃんを見て思った。

しーなちゃんがライブの終わりでも「今日から東京初期衝動の第二章です!」と叫んだように、コロナで出演する機会を失ったフェスの分も取り戻すくらい、きっとここから更に大きな活躍をしていくんだろうな…と思わせてくれるライブだった。

銀杏BOYZの峯田和伸がGOING STEADY時代に行ったイベント「東京初期衝動」をバンド名にした事からわかるように、彼女達は自分の中で勝手に銀杏の直系の系統のバンドだと思ってる、

その峯田和伸は青春時代に大槻ケンヂのグミ・チョコレート・パインを読んで筋肉少女帯を聴いたりしているし、大槻ケンヂは遠藤ミチロウのスターリンを聴いて育ってるし、峯田とミチロウさんだって何度も共演しててそうやって音楽を通じて時には世代を超えて繋がってく。

自分がしーなちゃんと初めて会ったのが、スターリンに造詣が深く大槻ケンヂとも何度も共演した掟さんの現場だったのだってそういったリンクの先の出来事だったのだと思う。

ライブに行き始めた当初は現場で知ってる人なんて、しーなちゃんかスナック掟ポルシェのお客さんしかいなかったけど、この2年間で大森靖子の現場の知ってる人達もどんどん東京初期衝動を好きだって人が増えてった。演者だけじゃない、お客さんだって他の現場と繋がってく。

今年のビバラがオンラインに変更になった事で実現しなかったけど…峯田和伸から影響を受けた大森靖子と東京初期衝動がまたフェスで交わる世界線に思いを馳せながら、そろそろこのライブの興奮で脱線しまくったとりとめのない話を締めようと思います。

追記、好きな女優さんと会った時に私が東京初期衝動Tシャツ着てた事に気付いてた…「わたしもたまに聞く!」って言ってくれたのが一番嬉しかったです笑

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