ハンドボール協会へのお願い
みなさま、はじめまして。Yoshiと申します。
まずはこのnoteを見ていただいて本当に感謝いたします。
現在は高校公立教員をしており、ハンドボール部の顧問をして7年目に突入しました。
私自身もハンドボール経験があり、中学から大学まで、そして今も社会人チームで少しプレーさせていただき、ハンドボール大好きファミリーの一員です。
私は「ハンドボールのメジャー化」という大きなマクロな視点ではなく、
「地域からハンドボールを」というミクロな視点で、かつ教員という立場からできることを模索しています。
では本題へ
昨日、ハンドボール協会のウェブサイトでハンドボール協会公認指導員資格取得のガイドラインが更新されていました。
それについて感じることがあり、はじめてnoteを書いてみた次第です。
この公認指導員資格について
とても大事なシステムではあるけれど、現在の部活動との連携が本当にスムーズにできるのでしょうか。
スタートコーチの講習料は補助金無しということは、各地方の高体連や中体連、協会が補助してくれることはないのでしょうか。
教員は異動もありますので、赴任校で突然ハンドボール部の顧問になられた先生は4月から始まる大会のために資格を取得する機会は確保できるのでしょうか。
保護者が資格を持っていて、役員としてベンチに入ることができるということはその保護者は練習やその他の活動にも介入される可能性もあります。
負担が大きい部活動顧問に金銭的負担や保護者、コーチとの対応が重なるとハンドボール部の顧問を受け入れてくれる教員が減り、部活動では成り立ちにくくなると危惧しています。
私の地域ではハンドボール経験のない顧問の先生が多く、なんとか協力いただいて大会などの運営を一緒にさせていただいています。
生徒のためとはいえ、知らなくて経験のない競技の顧問を担当し、平日の放課後、土日を部活動に費やす。
それがまかり通っているのもおかしいですし、その中でも精力的に活動されている先生は本当に尊敬します。
でもお金を払って講習を受けて資格を取らないと生徒が試合に出れませんと言われたら、ハンド部の顧問は敬遠されてしまいます。
そしたら必然的にハンドボールをする生徒も減ってしまうと思います。
それはダメだ。
公認指導員資格を義務化することは
学校単位のチームではなく、全クラブチーム化を推進するためのものなのでしょうか。
全中、インターハイをクラブチームが参加できるような大会にしていくことも考えられるし、それはそれで部活動の地域移行を促す点ではいいのかもしれませんが。
ハンドボールの全競技人口は約10万人。
その中で約7万人が中高生であるのも事実です。
そのカテゴリーに対して直接影響が出てしまう。
私の勤務している高校では、中学校では違うスポーツをしていて、高校からハンドボールを始める生徒が多いです。
多くの理由は中学校の体育でやって面白かった、新しいスポーツをしたかったなどです。
学習指導要領にもあるように、体育でゴール型のボール競技としてハンドボールが取り扱われています。
サッカーとバスケと同じくらい教育的価値があると認められているんです。
サッカーと違って手でボールを扱うので操作性も高く、バスケと違って歩数が一歩多く許されているのでプレーの創造性も高い。
(これは私の意見で、これについてエビデンスがあればハンドボールの価値がもっと高くなるのでは)
そんな魅力あり、教育的価値がある競技が広まらないわけはない。
そこで日本ハンドボール協会へお願いがあります。
多くの生徒がハンドボールを楽しめる環境を作るためにも、資格義務化を各ブロック大会や全国大会で実施し、都道府県予選では免除してもらえないのでしょうか。
プレーが上手で、関東、近畿、東海、九州ブロックなどに出場できるチームには必要な資格だと思います。
でも都道府県予選大会でも情熱持ってハンドボールをしている生徒が、最も楽しいはずの大会に参加できないかもしれないのです。
トーナメント1回戦で敗退しまうかもしれません。
それでもハンドボールが好きになって、部活動を通して仲間が増えて、
試合であんなプレーしてこんなプレーして、
勝って笑って、負けて泣いて。
そんな人生の中で数多く経験できないものを、ハンドボールを通して経験できる。
その機会をなんとか保障してほしいです。
ハンドボール発展のために。
ハンドボールを通してみなさんが笑顔になるために。
長文読んでくださってありがとうございました。
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