科学は面白い
バイオ系の大学に通っているヨシセイです。やっと大学の前期が終わって、ひと段落しているところです。今回は自然科学の面白さについて語ろうと思います。
自然科学と聞いて身構える人もいるかもしれません。ですが、自然科学は私たちの身の回りの物体や現象を学んでいるだけなのです。ただ、未知のものを発見したり、新しいものを作ったりすることは大変難しいです。
自然科学にはたくさんの分野が存在していて、わかりやすくいうと、生物学、
化学、物理学、地学がある。この生物学で面白さを伝えていこうと思います。
皆さんは「不老不死になれたいいのにな」と思ったことはありますか。僕はあります。けれど、不老不死こそ、生物におけるただ1つの禁忌だと思います。
生物は有性生殖と無性生殖のどちらかで生命を次の世代につないでいます。僕たちヒトは有性生殖で、男性と女性の遺伝子が半分ずつ分け与えられて生命が誕生します。しかし、無性生殖は自分そっくりの子供を1個体だけでコピーして誕生させています。これだけ聞くと有性生殖より無性生殖の方が有利だと考えることができる。だって、有性生殖は2個体で子孫を作る必要があり、無性生殖は1個体だけで子孫が作れるのだからね。
しかし、これは間違いで、環境に適応する力を有するのは有性生殖で無性生殖は持っていません。有性生殖は環境に適応するために、自分とは違う個体を作り、種が全滅することを防いでいるのです。だから、有性生殖の方が生物学的に有利と言えます。
不老不死の話に戻ります。もしヒトが寿命の面で不老不死になったとしても、環境に適応できずに何らかの病気などで命を落としてしまいます。寿命が不老不死になれば生殖も必要なくなりそうなってしまうかもしれません。
仮に生殖機能が残っていたとしても、人口爆発により食糧不足を引き起こして、行きずらい環境になることでしょう。
だから、生物には寿命があって、ヒトは有性生殖なんです。
僕たちが当たり前に思っていることでも、すごいことであり、面白いことでもありますよね。
それではまた。
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