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石丸構文を細かく紐解く。

こんにちは。

今日はネット界隈でバズッた石丸構文について、ちょっと詳しく語ってみたいと思う。

都知事選後、インタビューアーたちに不快な対応をして、叩かれまくった石丸候補であるが、彼の頭の中身と、普段どのように物事を見ているか、今日は石丸構文から、それを少し読み解いてみたいと思います。

石丸構文は、その特徴に、相手の質問を逆に返したり、素直に相槌をまずは打たないで、相手の話に微妙に被せながら、相手を困らせたり、困惑させる手法にある。

もちろん石丸がそれを意図的にやっているなどという高度なものではなく、彼の性格とものの考え方の基本、かつアメリカでのどちらかというと論理思考的な生活で、物事の分析から重視する生活が彼にそれをさせたのだろう。

真に本当の分析が出来る人なら、日本人の特性もちゃんと理解して、喧嘩にならない程度に物事を緩和するものだが、それができないところが石丸の未熟なところだ。

また、彼自身が都知事選で全力疾走で疲れたところに、テレビ局の同じような質問に、彼の一本気な性格が(あるいはある部分生真面目な性格が)少し切れかかって過剰反応して、あのような失態を招いたのであろう。

なので、彼自身がすべていつもの生活であのような態度ではないとは思うが、ちょっと大手メディアの事後インタビューにしては、あまりにお粗末すぎた。

では、ネット界隈で面白おかしくバズッた石丸構文とは、どこに彼のものを見る主眼や彼的な視点があるのか、その根幹を(あえて)探ってみよう。


1.普通のノーマルな日本人は、まず大体の概要から入る。

人間には世間話というのがあり、普段の人間関係もあるので、よほど特殊なシチュエーションでもない限り、話の詳細はあまりいきなり議論しない。

何でもない挨拶や、何でもないたわいのない話から、いきなり議論調になったら、とてつもない変人であり、社会生活が行えない。

人はまず、これこれをどう思いますか? ですよねー、こんな感じに思ってましたとか、自分ではこう思ったのですが、実はこんな感じだったんですかねーと、普段は当たり障りのない会話と人間関係から入る。

これは、第三者との会話や公共の場所、あまり親しくない人や、初対面の人との会話では必須事項で、いきなり強い意思表示をすると、トラブルのもとになるからだ。

なので、普通は常識がある程度ある人間なら、まずは相手と自分との感情を同時に優先して、論理や理屈よりも、まずは簡単な感情論から自然と会話に入る。

話の大きさで言うと、細かいミクロの話よりも、大体の概要の話(マクロ)の話からだ。

これが会話の成立としては、一番もめ事が少なく無難な会話だ。


2.石丸構文論法。

相手の感情論、理屈論はまずは度外視して、自分の目線から見て、相手のどこに問題があって、その言葉が論理的かどうか、理論・理屈から入ってしまう。

まず相手が当たり障りのないスタンダードな概要論から無難に話しかけても、その感情論は度外視、あるいは完全無視をして、いきなり論理口調になり、言葉の概要論から理屈の合わない、または前後が合わない言葉を一つか二つ取り出して、それを集中して攻める。または単独で取り上げる。

よって、相手は一瞬、感情がパニックになる。

石丸構文は、概要論からいきなり相手に呼吸を付かせないで、各論の部分査定を突如行い始めて、相手が感情で話しているのに、いきなり自分ペースの単独論理思考(実際は論理口調)で物事を話し始める。

これは、日本人の普通の世間体にまずないタイプの会話で、普通は感情から入り、相手との距離をまず無意識に縮めようとするが、石丸構文にはそれがない。

相手は、距離感からものを話しているのに、いきなり距離感をすっ飛ばして、会話の中身の精査から行おうとする。

よって、相手は石丸構文の論法と呼吸がつかめず、パニックに陥る。

場合によっては、石丸の感情とは別に、相当な喧嘩沙汰になることもあるだろう。


3.では、石丸構文を使う時はどのような時が効果的、有効的か?

石丸構文は、シチュエーションによっては効果的で、次のような時に、効果を発揮する可能性がある。(発揮しない場合も当然ある)

① 最初からお互いが考察や議論の場面にいて、いきなり論理思考や、問題の各論の内容から詳細に入る場合は、有効な場合があるだろう。

最初から問題の整理や議論モードなので、相手がその心構えや関係性を把握している場合は、時間短縮で概要論よりも各論からスタートできる分、内容がある程度いきなり進行する場合がある。(ただし内容の深さは、また別問題だ)

② 石丸との関係性、もしくは立場上のポジションの違いが最初から明確な場合は、相手が石丸の呼吸を見る時間がある程度ある可能性がある。

最初から石丸の性格と、ものの考え方の基本が見えている場合は、あるいは一回以上、石丸と直接会話などをしたことがある場合は、石丸だったら、ここにポイントを置いて、こういう話をしてくるに違いないと、最初から呼吸が読めそうな場合である。

この場合は、石丸の論調があまり気にならずに、言葉やタイミングを予定している分、聞く方にも心の余裕が出来る場合が多い。

なので、めんどくさいやつの論調から、どこに論点を持ってくるかを、前もって予想が出来る分だけ、会話がとらえやすい可能性が高い。

よって、石丸構文を見抜くときは(興味があればの話だが)彼の動画や、インタビューなどをいくつか見て、彼の性格をよく把握してから彼の話や口調などを見るようにすると、パニックにならずに、感情的にならずに、動画や会話を余裕を持ってみることが出来るであろうと思う。

ただし、普通のスタンダードな日本人にとっては、どこまで行っても、彼の会話は不自然であり、サイコパス的であり、時には生理的に受け付けず、誤解と感情の錯乱をかなり生むだろう。

あるいは、最初からすべて拒否されるだろう。

なので、彼の会話や動画は、3回から5回目ぐらいからが勝負だと思ったほうがいいだろう。

どうしても合わない場合は、一切そのあと視界に入れなことだ。

論法と構文が実は超単調な分、彼の性格と彼の論法の単純さを見切ってしまえば、彼が本来どこにでもいるような人間レベルで、特に深いことを大真面目に考えている論理人間ではないことがわかる。

あとは、話を聞いて面白いと思うかつまらないと思うかは、個人の自由だ。

一言で言うと、普通の日本人にとっては、相当めんどくさいやつで、わかりにくい人間だと思う。

はっきりしてるのは、理屈が人の呼吸に関係なく常に先行するタイプなので、普通の女性にはまずモテないだろうと思う。笑

石丸構文を言っている間に、彼女が逃げてしまうだろうからです。(-ω-)

彼をもし理解する気がある人は、少なくともインターネットで彼の動画を五・六回以上見るか、あるいは石丸と複数回直接話すこと以外は、彼と特別にお友達になれる人は、少ない可能性は確実にある。

いい悪い以前に、それが彼の性格と物の考え方なのだ。

石丸構文が、実は複雑そうに見えて、非常に単調で単純な構成なのは、言うまでもない。

おそらく何かのきっかけで、人生に対してどこかでスイッチが入ると、ある特殊な時におかしな反抗・反乱モードに出る、どちらかというと、いわずと知れたサイコパス的な思想の人間であることは間違いない。

いいか悪いかは、また別問題だ。(-ω-)

付き合ってみたら、案外いいやつだったというのは、世の中によくありがちなパターンだが、そこまで関係性がない人間は、石丸がいてもいなくても正直どうでもいいかなという一言で終わる可能性のあるパーソナリティだ。

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