ありがとうございました。

直接的なことを書くのもまだちょっと嫌なので曖昧に、全くまとまらず思いついたことだけ。

付き合いも長いわけではなく、どれだけ良い方なんて言うのはもう語り尽くされていることで
関わったライブのことを振り返ったりしようと思います。

私は構成作家として昨年からてんしとあくまさんが隔月で主催する単独ライブ「マノマ」
トークライブ「ホワイトホール」等コンビの主催ライブを担当させていただいております。

それまでは時折ユニットライブでご一緒するぐらい。
てんしとあくまさん自体も単独ライブは年に一度行うぐらい。
何か始めよう、というタイミングでお声かけて下さったことがめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。

てんしとあくまさんのネタは全て革新的で
「こういうネタか！」「この設定をそう持っていくのか！」と気付いた時のワクワク感。

単独ライブ「マノマ」はそんなネタが隔月ごとに10本近く。

毎回最後のネタは漫才で締め、その後のコーナーでは漫才の設定に基づいたゲームでゲストと遊ぶのが通例でした。
↑だけでは分かりづらいのですが、凄く楽しかった回の映像がこちらです。

トークライブ「ホワイトホール」は
普通の芸人のトークライブのように流れがあるわけでなく
とりあえずクリスタルチューナーを鳴らしたり、急にショートコントが始まったり、突然歌い出したり、頑張ってエピソードトークをしてみたり、持ち玉を全て投げてみる、みたいなスタイルでした。
時にはお客さんに伝わりづらいこともあったのでしょうが、それでも見てるだけで楽しい。
以前Twitterでもつぶやいたのですが「兄ちゃんが友達連れてきてゲームしてるのを後ろで見せてもろてる感じ」でした。あれは。
兄ちゃんのクラスメイトの内輪の話とか、分からんけど、聞いてるだけで楽しそうなのは伝わってくる。
そういう他で見たことのないトークライブ。

どっちもめっちゃ好きなんです。
自粛が明けたら真っ先に再開して欲しかったライブ達。
客足が伸びないのが悔しくてTwitterでたくさん告知してました。
他の芸人さんは締め切り過ぎないようにスケジューリングきっちりしてましたが
てんあくさんののびのびした空気感が好きすぎて壊したくないから
締め切り過ぎても上手いことなんとかしてました。

職業病なんでしょうけど、こんな時でも思うのはもっと見たかった。もっと見て欲しかった。
驚きと悲しさと一緒によく来て下さるお客さんの心配してしまった。

昨年はベストネタライブもして、マノマだって続くはずのに「ファイナルマノマ」なんてやっちゃって。
きっちりしていかはった。こんなに若いのに。きりが良いわけなんてないのに。

昨日Twitterで動画を公開しました。

これも大好きなユニットライブ「あのスト」のメンバーにお声をかけて配信をさせていただきました。
劇場公演が中止になってからネタをする機会がなくなった芸人さんにネタをする場を、
お客さんにはネタを見てもらう場を、と。

それを見ていた社員さんから「配信に強いなら吉本の配信も手伝って」と
当時行っていた生配信の手伝いへ劇場へ行くと
急遽ネタ出番が入っていたてんあくさんとロングコートダディさんと出会いました。
「やっておいて良かったなぁ」と思いました。

その後、日本全国に非常事態宣言が出されてコンビで集まることもできなくなり
「やっておいて良かったなぁ」と思いました。

まさかこんな形でもう一度思うことになるなんて。
やっておいて良かった。
これからも悩んだらまず動く。

当初期間限定で公開していたものですが、出演者の皆さんに了承いただき、
期間を定めず公開することにいたしました。

私は正直まだ写真や映像を見るところまでいけてません。
だから今焦らなくても良いので落ちついてからゆっくり見ていただいて大丈夫です。

ちなみにトーク部分はほとんど川口さん映っていません笑
そういうところも川口さんらしいなぁと、見られるようになったら見て下さい笑
ネタは最高です。

てんしとあくまさんのネタ動画はかんざきさんがどんどんアップされているのでチャンネル登録してどんどん見て下さい。

https://www.youtube.com/channel/UCWp6i4ZyHV5JUUBfrRS3AvQ

報せを聞いてから３日後ぐらいに人と話をして、ようやく少し振り返ることができました。
まだ一切実感湧かないけどネタばらしがないってことはそうなんでしょう。
劇場が再開したらより強く実感するんでしょうね。

喫煙所とか楽屋であの笑顔で大きい声で話しかけられたらいつでもホッとした。
どんな話でも嬉しそうにするから同じ空間にいるだけで嬉しくなった。
私の中ではでっかい満月みたいな人。

川口さん、大好きでした。ありがとうございました。