柱の根継ぎ

画像1 柱を根継ぎ(根継ぎ)した頃の様子。 かれこれ家を購入してから3年ほど経ちますが、普段平日は普通に大工のお仕事してるので、清々と家を修理できるのは日曜日だけなんです。 これは一年以上前の改修の様子です。
画像2 家を買った時から分かってはいたのですが、キッチンの床がぷかぷかしていたので床をめくってみたら案の定柱まで腐っていました。
画像3 っということでキッチンと接していた居間の床を下地までチェーンソーとバールでバラシました。 石場建と言って柱は石の上に乗っかってるだけなので床を取っ払うと地面です(笑) この状態のまま一時期は住んでいました。 ほぼキャンプ状態!
画像4 キッチンの床の元の状態。 シンクとかはここに置いてありましたがこの時は既に取っ払ったあとでした。
画像5 台所壊したらどうやら元々囲炉裏があった様で石が沢山出てきました。 これ全部一人で外に運ぶの大変だったなぁ。
画像6 床を壊したらやっと柱の根継ぎをしていきます。 柱というのは上に梁とか桁とかが乗っかってるのでそっくり取り換えるのが難しい場合が多いのです。 そこで痛んだ部分だけを切り取って新しい木と取り換える手法をとります。 ジャッキで仮に支えて交換する柱の腐った部分を切っていきます。 なぜかこの写真日付け入りで暮れにこんな事してたんだなぁと(笑)
画像7 今回は「尻挟み」という継ぎ手を試みました。根継ぎといえば金輪か尻挟みです。 本当に洗練された継ぎ手ばかりで考えた人天才です。 材は地元の檜の余ってた角材があったのでそれをギコギコトントンシャッシャと刻みました。
画像8 この継ぎ手を刻むのは初めてだし、古い柱はねじれとか割れとかがあってしかも立ったままの柱を刻むのは非常に厳しい戦いでした(笑) でも自分の家なのでぶっつけ本番でやってやりましたよ。 仕事だったらやったことない継ぎ手とか使う場合はちょっと練習とかしてからやります。 まあ自分の家は60点くらいが吉。 家崩れずにできたのでよかったです(笑) #根継ぎ #リフォーム#セルフビルド#解体#改築#大工