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子供のおつきあい−先生へのプレゼント

こちらも日本ではあまり馴染みのない風習だからおそらくちょっと戸惑うと思う。学期の終わりや、年度の終わりに担任の先生へプレゼントを贈るという風習がある。

もちろん強制ではない。おそらく中学に行くとそれほどやらなくなるのではないかと思うけれど、とにかく小学校では、贈る家庭が多い。

そう、イギリス人はプレゼントを贈り合うのが大好きだ。昔『ホビットの冒険』を読んでいて「ホビットはプレゼントを交換するのが非常に好きで」というくだりを読んだ時、なにかとても「すとーん」と腑に落ちた。

そして、これが結構頭が痛い。

あまり高額でなく、もらったほうが困らないものを贈りたいのはもちろんだが、それには頭を使うし、毎学期ごととなると結構悩ましい。最初の学期の終わりはクリスマス直前なので、ある意味、かえって送りやすいけれど、学年終わりは本当に頭をひねる。

ネットでアイデアを拾ってみると、これに頭を悩ませている親がどれだけ多いかがよく分かる。


とりあえずよく出てくるものがワインや商品券、なんだけれど、さすがに私はワインを渡している子供を見たことはない。それではどんなものが、となると下に並べたあたりが無難か。


定番のプレゼント

ちょっと洒落た文房具やポストイットノートなど仕事に使えて気分があがりそうなもの

小さな花束、あるいは可愛らしい花一輪

チョコレートやお菓子(これはクリスマス前だと贈りやすい・・・お客さんが多く来る時期だし、大量にもらってもさばけるだろうと思うから)

子供の手書きの「ありがとう」カード (時期が終わったら捨てられるのが、正直嬉しいんじゃないかと思う・・・「Best teacherと書かれたマグカップがどんどん溜まっていって・・・・」という愚痴を聞いたことがあるので。)

家で焼いたクッキー(写真にある通り)


我が家は最初数年はそれどころではなく、プレゼントを全く用意しなかった。教わっている先生にものを渡す、ということに微妙な抵抗があったりなどもしていたので、この夏、日本から持ってきた和紙の折り紙と子供の手紙を渡したのが初めてだった。

まあ、でも、子供は嬉しそうにプレゼントを持って学校に行ったので、ちょっとだけ、「あ、もっと早く用意してあげれば良かったな」と後悔した。

当然のことながら、プレゼントを持っていかなかったからといって先生の子供への態度が変わることはなかったのだけれど。



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