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世界を拡張する侵略者ども



道端に咲いている知らない花の名前を調べるようにしている。
写真を撮って、Googleレンズで検索すると直ぐにその花の名前が出てくる。
偉大なり、Google先生。

散歩をしていると名も知らぬ花がたくさん咲いている。

名前がわかるようになる、自分が知っている存在が増えていくのは、自分の世界を広げていく行為だ。実績解除である。

忘れないようにその花たちを見かける度に名前唱える。

花たちは皆、学名や英名など数種類の名をもっているけど、中でも和名の付け方は単純すぎるだろと思うものやそんな意味なの?!と思いもよらぬものまで様々。
初めてその植物に名を与えた当時の人達の思想や文化のようなものに触れられてすごく興味深い。




最近撮ったランタナという花。
紫陽花を小さくしたようなよく見かける可愛いお花。

和名は "シチヘンゲ" "七変化 "
色合いが変化していくから、七変化。
そのままじゃねーか。

ちなみにこいつ、繁殖力が強すぎて、世界の侵略的外来種ワースト100に選定されている。

シチヘンゲだけでなく、道端に咲いている花は基本的に繁殖力の強い外来種が多い。



名前を知ろうとしなければ、ただ道でよく見かける可愛い花たちであっただろう。

でも私はお前たちの多くが強い生命力を持つ、外来種であることを知っている。

私の世界を広げてくれる愛すべき侵略者ども。
これからもお前たちを見かける度に、その名を唱え続けよう。

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