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マーケティングチームが社内で影響力を得るために必要なこと

こちらの記事を読んで、日々感じていた課題感とリンクしていたのでメモしたいと思います。
なぜマーケターは社内で影響力を発揮できない? 背後に3つの溝


提案がなかなか採用されない

日々行っているマーケティング活動の成果が見え、売上貢献し始めているにも関わらず、提案を行ってもなかなか同意を得られないことがありました。
なんとなく感じていたのは、彼らの中で我々が提案したものは有効な手段だと感じられないのでは?といったものがありました。
「我々が有効性をうまく伝えられていない場合もあるのではないか」と感じていた時に、この記事が目に入りました。

主導する

この記事では、「社内で大きな影響力を発揮するとは、何を意味するのか。」ということに触れていて、『「マーケティング施策を単に実行することと、それを主導することは、全く違うのだ」という認識を持つ必要がある。』と言っています。
確かに活動は、マーケティングチームの実行だけでは成立せず、営業他チームも動かしていく必要があり、「主導する」という言葉が私の中でぴったりはまりました。

3つの溝

さらに記事では、「マーケターは会社の中で微妙な位置付けにある3つのギャップ」について紹介しています。
1つ目は「信頼のギャップ」で、マーケティングの仕事に関する数値の大半は未来に関するもので、数字で示そうとすると予測値によるものになるため、トップ経営層は疑ってかかるというもの。
2つ目は「力のギャップ」で、マーケティングメンバーは顧客に近いところにいないもしくは直接顧客の声を聞いたことがないと思われているというもの。
三つ目は「スキルのギャップ」で、早すぎるマーケティングに関する技術のトレンドに追い付いていない、身につけられていないのではないのかというもの。
いずれも日々感じることが多いもので、個人的にこれらの溝は、大企業ではなおさら大きいのではないかと感じます。

上層部、他部門への影響力が重要

では、これらのギャップがある中で、マーケティングリーダーとして主導していくには、どの点を重視すべきなのか。
記事で、「マーケティングリーダーの影響力が向かう4つの方向性に関する調査」が紹介されています。
「上層部」「水平にある他部門」「自チーム」「自身」の4つがあり、マーケティングリーダーは上層部と他部門へ働きかける影響力を動員することが、自チームを管理することよりも重要と言っています。

チームマネジメントが重要でないと言っているわけではない。ギネスのリーダーであるサンディス氏の例が示すように、優れたマーケターは、部下をうまくリードするだけでなく、上と横を動かす方法を理解している。マーケティングのリーダーは変革のリーダーなのだ。

日経クロストレンド「なぜマーケターは社内で影響力を発揮できない? 背後に3つの溝

相手の目線で考え、語る

これらのことから個人的に感じたのは、「相手の目線で考え、語る」ということです。社内だからなおさら、わかっているだろうという意識で自信の目線で語りがちです。結果、「わかってない」といった感情も抱きがちなのではないでしょうか。
でも、わかるように説明できていない自身に問題があるのかもしれないと考え、相手の目線で考え、相手は何を大事にしているのか、どんな課題を持っているのかをイメージし、自身が提案していた策を改めて見てみることで、フィットしたものなのか否か気付くことができるかもしれません。
その時、主導できるようになるかもしれないと思いました。



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