5/5（金）船橋競馬2歳新馬能力試験考察

船橋競馬2歳新馬能力試験考察

さてさて今年もこの時期がやってきました。
浦和ではもう新馬一組終わっていますが、あれはもう山口Ｓ×小久保馬が反則レベルに抜けていて考察する気にならず
使ってきた他馬も頭数あわせでレベル自体低かったので勝ち馬以外は当面厳しそう
船橋の今開催は今後の2歳戦考えても、負け組回り含めて見逃せないレースとなるはずです
今回の能試はわかりやすく、全て4/19組ですので各馬のタイム比較は容易でしょう
それでは

船橋3Ｒ2歳新馬（1500）

1番ニダイメ

スタート水準、3番手外から
道中やや口割って走る気持ちの強さを見せたが鞍上抱え込んだままで手応えは良好
3角から直線入口まで馬の後ろに入れて砂被せ
直線はすぐに外に出し徐々に仕掛けていきラストは軽くムチ2発で伸び上々2着同入
タイムは55.1

攻めは発馬と55秒代の大き目1本
仕上がりは水準レベル
センス上々で終いもキッチリ伸びれたのはデビューの1500でアドバンテージあり
船橋1500は2歳この時期の馬では体力ないと厳しいところがあり、単純なスピードタイプよりしっかりラストまで走り切る馬が買いやすいところ
気にするところはあったが砂被せも済んでいて小頭数の1番枠なら問題なし
地味だが実戦タイプで他が走らなければ上位がある

2番レッツコーディー

スタート出遅れ最後方から
内に入れて離れた後方イン
コーナーもインベタで回って直線もラチ沿い頼って深いところ走っていた
しっかり追われて伸びはなく流れ込みシンガリママ
タイムは53.2

攻めは能試前からやっていて追切は54秒代-39秒代
デキは能試使ってかなり上向いてきた感じあり、仕上がり上々
曾祖母がゴールドティアラの血統で近親に活躍馬多数
エスティ生産でトーセンのハウス血統馬になる
ヴァンキッシュラン産駒でまだ大成した馬はいないが地方レベルだと良血の部類で
山中厩舎で能試笠野からの実戦森予定は（当日変わるだろうが）成績みてもある程度勝算あっての勝負ライン
距離は良く、スタート決まれば一変まで


3番トゥーナトリケラ

ニダイメ同組、スタート大きく出遅れ後方から
道中やや頭が叩くキックバックを気にしたようなところもありつつ追走
直線は砂被せでかなり嫌がるところを見せながら軽めに追ってまずまず伸びの3着
タイムは55.7

攻めは能試前からやって追切は長めから55秒代
平凡ではあるが能試387キロと小型の牝馬のわりには本数こなしているのはプラス材料
デキは水準
馬体からは少し成長途上の感
下位厩舎の宮下師でもあるし素材元値の部分で疑問も
使っていって馬体増えてこれば負け組では通用しそうでレース内容はチェックしておきたい

4番ニカ

ニダイメ同組、スタート好発から逃げ馬の外で馬体併せてビタで並走の外2
4角手応え良く、直線は軽く仕掛けてしっかり反応
外からニダイメが迫ったがこれを抜かせずの1着同入
タイムは55.1

攻めは能試前から入念
追切は52秒代－38秒代で一杯にやられていてデキの良さは目立っている
新馬目標に仕上がりは抜群！
母ニシノクローバーは大井デビューでポンポンと勝って中央持って行ったぐらい、素質の片鱗をみせていた馬だった
デビュー、休み明けで走った母から仕上がり早の血は受け継いでいそうである
気が良さそうな分で1500がどうかではあるが、元値とデキは勝ち上がりレベル担保
有力


5番ラエティティア

スタート水準、イン3番手から少し砂気にしたか下がってイン4番手
直線は少し砂被せたあと開いていたが脚を使えず、ムチ入れていたが流れ込みの4着
タイムは52.3

攻めは追切一本長めから52秒代－37秒代
強めにやってタイムは良くデキはハイレベルとみていい
上にストディウム、ミュリールベッルム、ステンノーなど矢野義厩舎お馴染み血統馬
父が今年種牡馬デビューとなるエピカリス（父ゴールドアリュール）
デビューから圧勝続きでドバイでも2着に入るぐらいだったが完全に早熟早枯れ
種牡馬としてはこの早熟性は大きな武器になりそう
能試平凡もタイム自体はここで上位
攻めみると使って大きく上がってきている可能性があり、血統馬が実戦で一変あるか？
有力

船橋4Ｒ2歳新馬（1000）

1番サチノマーシー

スタート水準も二の脚サッパリで押して押して離されていって5馬身千切られる最後方から
勝負所は持ったまま手応え十分に前に詰めていく
4角直線は少し砂被せた後、内でガッチリ抱え込んだまま全く仕掛けず3着
タイムは52.9

攻めは追切一本、53秒代一杯
デキは水準、もう一本できていればといった感じ
テンの脚のなさは気になるも、馬が行く気になってからの脚は良く、直線は抱え込んで余力十分
能力隠し？
能試鞍上高橋利→実戦継続
ヤル気なしに感じられなくもないが、このところ矢内師はそれなりにいい馬を回しているところもあって
能試内容、攻めから能力的にはやれるレベルあり
とにかく前半についていけるかだろう

2番ネイサン

スタート好発で外2
逃げ馬と2頭で後続を5馬身離していく
3角で鞍上内を確認して引っ張って逃げ馬の後ろに入れて4角直線少し砂被せ経験
直線は馬場の真ん中持ち出してゴーサイン出すと反応良く、素晴らしいフットワークで突き抜け1着余力断然
タイムは52.0

攻めは能試前からビシビシ
追切は54秒代－39秒代一杯
終い重点で目立ちはしないが、能試前からしっかりやられていて、能試もあの内容なのでデキは万全とみていい
期待ほど走っていないトーセンベニザクラ産駒で父はマクマホン
お察しの通りエスティ生産
仕上がりはかなり良さそうでこの馬は期待できそう
能試笠野→実戦本田
笠野であれだけ動くなら本田強化ならどれだけ動くか
有力

3番リアルフレイバー

スタート水準、促して位置取って外2から
道中前進気勢上々で3角外から早め先頭並び掛け
4角抜けて先頭から直線は仕掛けつつ、外から来た馬相手に強く追われずで伸びまずまず2着
タイムは51.2

攻めは能試前4/7に終いのみ一本やっているがその後直前まで時計なし
仕上がり面からは状態にやや不安アリ
使ってくる以上はとは思うが、おそらく中間なにか不安点あって負荷ある攻めができなかったとみる
デキとしてはマイナスにみるしかない
パナマックス産駒で上に活躍馬多数、父リアルインパクトも地方での産駒成績はかなり良く
元値は間違いなく後は仕上がり面との兼ね合い
有力


4番クラッチタイム

サチノマーシー同組、絶好発でハナ
スピード十分にキビキビとした走りでリードを保って直線、仕掛けてしっかり離して悠々1着余力あり
タイムは51.7

攻めは能試前から入念
追切は52秒代－38秒代
本数、時計ともに文句のつけようがない内容
デキは完璧パーフェクト
能試がドヘタ山本紀で好発楽逃げ切り
実戦笹川強化で上積みは青天井だろう
スタートセンス、スピードがあって操縦性も◎、これでデキも伴っているのなら死角は少ない
中心視せざるを得ない一頭
有力


5番ブラックストーン

サチノマーシー同組、スタート水準からクラッチタイムを追いかけていってイン2からのイン3
勝負どころで追走厳しくなっていてジリ下がり
直線は最内ベタで追われて伸びれずのシンガリ入線
タイムは54.5

攻めは直前一本52秒代－37秒代
強めに追われて時計はかなり良く
能試使ってデキは大きく上がってきているよう
仕上がりは良好
問題は元値の部分で、能試は出して追いかけていってのバテ
スピードはみせたし悪くはないが、追走バテさせられた当面の相手馬クラッチタイムと同組だとやはり劣勢に映る
この枠で新しい競馬を見せれればいいが、、、
他の凡走待ちか

船橋5R2歳新馬（1000）

1番クラングファルベ

スタートやや出負け、二の脚は速く巻き返して外から3番手に
勝負どころで2番手まで上がり前を追っていく
直線は逃げ馬の直後に入れて砂被せ、これで嫌がるところをみせてブレーキ、前に離されたが追わずに流して余力で2着は確保
タイムは52.7

攻めは能試前軽め一本、追切は53秒代－39秒代一杯
仕上がり上々で初戦からの態勢
母の兄にフェノーメノと筋の通った血統
将来性も十分だが能試、攻めから仕上がりもかなり早そうで
実戦でスタート決まるかどうか
砂被せ済みで受けは広く1番枠は問題なさそう
有力

2番セレナエフォール

スタート水準、外から被せられたのを気にしたのか大きく頭を上げて失速し離れた3番手
ここでも外から被せられて後方イン5に
勝負どころ流れに乗って詰めて行く脚はかなり速く、4角取りついて圏内
直線は一団で前壁気味、無理せず追わずにムチ入れだけで伸ばして4着余力アリ
タイムは53.1

攻めは直前一本で54秒代馬なり
水準時計で仕上がりは平均レベル
能試は若さを出したが落ち着いてからの走りは見どころあり
砂被せ揉まれの経験積めたのはプラスで終い追われずに伸びていたあたりは元値あり
攻めは強くやれていないが牝馬で気性的にも初戦タイプとみてよく
能試高橋利から実戦は本田強化
ポンと出せればそのまま押切りも視野
一変ありで有力

3番エミノマジェスティ

セレナエフォール同組、スタート大出遅れ最後方から
道中反応は厳しそうだったが4角外動かして伸びは上々
直線はムチ入れてガッツリ追われてそれなりの伸びで3着
手応え的にはもう少し伸びても良かった感じだが進出で脚を使った分もあったか
タイムは52.9

攻めは能試前55秒代馬なりのみ
直前に時計なし、陣営は能試後ソエとのことで強くできなかったのはこのあたりが要因
仕上がり面は能試と同等かそれより劣るぐらいのはずで強調はしにくい
スタートの問題はあるが動ける脚はあるし終いもまずまず
使っていけば走りそうだが、状態イマイチの初戦で1000では厳しいか
負け組延長待ちかも

4番ルージュノデンゴン

絶好発もガチっと抑えて敢えて控えての2列目外から
3角から前の馬の後ろを意識で直線までしっかり砂被せ
直線は外に出してゴーサイン
残り200過ぎ先頭に立ってからもビッシリと強めに追われてしっかり突き放して1着
タイムは51.0

攻めは能試前軽め一本、追切は54秒代－39秒代馬なり
しっかり仕上げてきたことが見受けられ調整程度
デキは万全だろう
能試鞍上の動きからかなり先まで見据えた砂被せ意図が感じられた
しっかりした脚があってデビュー1500で下ろしてもよさそうに見えたがまずは手堅く1勝を取りに来たか
先行力、砂被せ、ラストの脚
現時点での完成度が高く有力

5番マオノアンコール

エミノマジェスティ同組、スタート出遅れ後方4番手から
ドタドタと走る感じでスピード乗りイマイチ
4角それなりに詰めていき直線はムチ入ってかなりしっかりめに追われて伸び上々2着
タイムは52.9

攻めは能試前から入念、追切は一杯にやって68秒代－52秒代－39秒代
一気に時計を詰めていてデキは良好
抜群とまで言えないのは攻め動かす渋谷厩舎なので一枚割り引いた形
この時期の2歳馬で時計出しているのは体質と元値評価ではある
血統からは1000は少し距離不足の感も
初手出して位置取れればいいが出し切れず後手に回るようだとデキ上がっていてもスパッとは切れなそうで
鞍上がドヘタなのも加味すると抑えまでか？