5月22日（日）中央競馬予想（中京1R）

中京1R
◎3番マーチャンフェイス

吉村マンの予想アプローチは基本に忠実な、能力、デキ、展開を重視する正攻法
オッズ予想やコンピ指数、スピード指数や血統などさまざまな予想スタイル遍歴を一通り経て結局はオーソドックスな予想方式に落ち着いた

レースを見て馬の能力を判断し、調教過程から仕上げを見抜き、相手関係から展開を予想するというのは競馬予想の一番の醍醐味
競馬を趣味でやる以上当たる当たらない以前にやってて楽しいのが一番、予想のしがいがあって新聞買って検討しているときが一番の至福の時間だったりする

勉強すればするほど自分の中で経験値が上がっていき予想の腕が上がっていく実感もある

またこの正攻法でのアプローチは汎用性もあり、中央競馬だけでなく地方競馬でも基本的には同じ要領で予想が可能
地方は地方ならではの陣営の勝負気配、ヤリヤラズやわかりやすいトラックバイアスなどのウエイトも大きいがやはり基本的にベースにあるのは能力、デキ、展開の3要素になる

自分の予想の核となるベースを持ち、そこに色々な情報を加えてより改良していけるのも強みで
いつも言う
「能力試験砂被せ馬」や
「船橋1200→他地区距離延長」
など経験からくるセオリーをどんどんぶち込んで精度を上げていく

しっかりと予想していれば取れないレースはないと思っていて、外れたレースは基本的には自分の予想力の無さ
本命馬の敗因と勝ち馬の勝因を分析し、さらに次のレースに繋がるよう日々勉強が大切
経験の蓄積は必ず次に繋がります

中京1Rはそんな吉村マン予想のモデルケースのような馬が本命◎マーチャンフェイス

デビュー戦は芝で出遅れ少し巻き返すもジリジリ下がって後方ママ
2戦目はダートに切り替え、やはり少し出遅れたが出脚はまずまずで中団馬群の中で砂被りながらの追走
直線はしっかりと自分の脚を使って伸びて6着

ひと息入れた3戦目はスタート改善しまずまずの出から道中は中団後方よりのインでしっかり脚を溜め、直線は外に出してなかなかの伸びをみせた
勝負どころ押し上げていく脚に見所があって上がりもメンバー3番目の速さ

デビュー時に比べると2.3戦目は攻めの動き上がっていてゲートの出とラストの伸びからも順当に良化しているのが見てとれる

叩いた4戦目の前走は攻めは現状維持程度
ついにスタートはキッチリ出て出脚も良く道中は先行直後のポジション
3角からはインに入れて4角インの４番手と絶好
直線は一旦包まれるもすぐに開いたところに入れて追ってグイグイ伸ばし、勝ち馬には届かなかったが後続もしっかり封じ込め2着
3～4角にインポケットで砂被せてたのも好材料、完全にメドがたつ競馬

今回はここから5ヶ月の休み明けでのレース
攻めを見てみると坂路で相当数乗り込まれ、全体時計もいいのだが目につくのは馬なり、強めで終い12秒代前半を連発しているあたりか
一杯に追われて出していた時計を強めでコンスタントに出せていて、休養で大きく成長していることが判断できる
終いに伸びていることからも実戦でラストに今まで以上に弾ける伸びが期待できる攻め
デキは疑うことなくデビュー来最高

ここで相手に目を向けると強敵はペガサスハーツとロメーロの先行2頭
ペガサスハーツは前走でスタートヘグリ後方からでまるで競馬にならず
ただその前のレースをみても、いい先行力はあるが終い少し足りず勝ちきるには展開に恵まれないと厳しそうな走り

そしてロメーロは休み明けの前走でハナ切って一変
ピタッとこられた番手からプレッシャー厳しかったが最後まで渋太く粘り、勝ち馬には抜けられたが番手馬にはラスト差し返すような形で2着
ペースはそれほど速くない逃げもレース内容自体はかなり良かった

問題はペガサスハーツとロメーロがどちらも戦績からハナ固執型なところ
前走でハナ切れず惨敗のペガサスはここ大外枠でも何がなんでもで一気に切れ込んでハナ行きたいはず

ただ、ロメーロとしても前走好走の要因がハナ切れたことなので、外から被せられての番手は容認しづらいところ
よほどペガサスが速ければ行かせて外番手周りだが普通に考えれば内の枠順で抵抗して出していきたいだろう

兼ね合いつくかはゲート開いてからでなんともだが、人気2頭がハナ番手で他にジャグリング、レッツゴーアスクあたりも前付け動いてくる
展開としてはやり合いが無くても少し前は流れるペース

この流れの中、イン3番枠を引いたマーチャンフェイスはゲート改善とデキの良さでスタートはキッチリ出せる
前走では途中からインポケットだったが今回は出たなりで恐らくイン3から一列後ろまで
前2頭はやりあわないにしても後ろ少し離し気味にペースは流れそうで、これを外から動く馬が出そうなのも書いた通り
道中、勝負どころインでしっかり溜めれるのは展開としては最高の形

ここまでも馬群の中で砂被り経験再三で前走でもしっかり砂被ってから伸びていた
これでインポケット待機の不安は無く、直線捌ければ伸びるのは稽古でみせた終い12秒前半の脚からもまず確実
乗っているのが下手な騎手だと道中先行争いに参加してみたり外から動かしてみたりと変な動きをする心配もあるのだが、そこはソツのない幸で大歓迎

この辺りは騎手キャラクター、勝機を読んでビシッと動かす時もあるが基本的には冒険しない騎手で、強い馬に乗せるとエラーせずしっかり力を発揮させる騎乗
ここはポケットで溜めて直線まで待ってからでも間に合うと判断すると予想した

攻め内容の良化にともないレース内容が上がっていて未勝利勝ちはもう順番
デキは絶好で今回は展開もドンズバ
マーチャンフェイスが勝ちきる可能性が高いとみる

記事作成時点（22日AM2:45）でマーチャンフェイス単勝一番人気だが3.7倍ついていてこのオッズなら十分買いの配当
単勝一本大本線でいいが、マーチャンフェイスが抜ける展開からはペガサスハーツ、ロメーロの先行2頭は止まってておかしくなく攻めるならヒモ荒れ狙いの馬連総流しを少々