モチベーション72〜人の視点による刺激〜

自分の視点を盲信すると、危うい。
だからこそ他の人の視点が重要な役割を果たし、批判を楽しめるというくらいに自分の視点を検証することができるだろう。
自分の意見を整理し、ロジックを積み重ねて論ずるほどに、自分なりの視点が幅をきかせる。
その意味で立論することは、物凄く我流な行いだと言える。
もちろん、先人の優れた方法に依拠することはできるにしても、自分の思うところも必ず反映されてくる。


しかし、どれだけ独断と偏見に陥らないように注意を払っていたとしても、ずっと自分という枠の中で生産活動を続ければ、嫌でもそこには自分の人生が総動員されていくことになる。
それは、選択から始まり、表現に至るまでの全てに入り込んでくるのだ。


こういう陥穽にはまらないようにするために、自分のロジックを人に話してみることだ。
当然に人にも同様の人生が総動員された視点があるのであり、そっちの視点からはどう見えるのか、当たり前にすっと通る話なのか、全く辻褄が合わない絵空事なのかが手に取るように見えてくる。
そんな経験の積み重ねによって客観性に一歩近づけるのであり、これは色んな視点による検証によって支えられている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?