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隠岐の島 中村旅館 3

隠岐の島の海は 綺麗というよりも美しいと言いたくなる海です。

 青が深く 藍色が深く どこまでも澄んでいて、波が少ないので、 湖の

ようで、一枚の景色のようです。

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 島に行くのは、僕ら、旅行者は通りがかりなので、楽しいけれど、島に住むのはどうなんだろう?

 そういう事を、奥さんの美香さんと接していると思ってしまいます。

 島にもたくさん若い人はいますが、(実際、都会から移住してくる人がたくさんいるみたいで、

 元々、島で生まれて戻ってきたUターンではなくIターン者が多く住んでいる) 

 美香さんはぴかいちで綺麗な人です。コンビニも、信号もない街で、2000人しかいない島で

 しがらみなど沢山大変なんだろうなぁと、中村さんと接していると思わな

いのですが、美香さんと話していると勝手にそう思ってしまいます。

苦労しているような影が、表情から(勝手にですが)みえるので、

恐れ多い感じがして、あまりうまく話せず。無理に頑張ってしまい

初めての時は頑張りすぎて、気を使って嫌がられたんじゃないかなと思いました。

2回目の 
ゆうれいができた アルバムを持って行ったとき、中村さんが、

”嫁が優作さんの事を「嫌いやって」言うてました”

というので、

「あ、声は よく嫌いやって人に言われるんですよー」というと、

 いや、「人間が」 僕という「にんげんが嫌いや」と

 その時の中村さんのブラックジョークなんでしょうが、言われて、ぼくは

 正直かなりショックを受け、

 その日のライブはとても ブルージィーになりました。

 次の日、そんなこと一言もいってないと、フェリーで帰るときに 弁当を持たせてくれ、


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弁当の蓋にメッセージ書いてくれたので、まだ、捨てれず、自分のスタジオ

に飾ってます。


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