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いちごのアレコレ #見極め

今回は3つの例を用意しました。

1. 実の破裂は完熟の証
2. へたの枯れは見極めポイント
3. 完熟ではないぶつけた色

1. 実の破裂は完熟の証

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実の上に白い部分が出ています。
こちらは実が完熟したことによる破裂が原因です。

こちらを見つけた方はラッキーです!
旨味を蓄えた絶品いちごをお楽しみください。

2. へたの枯れは見極めポイント

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へた右側の先端部分が枯れていますが、この写真のようにしっかりと実をつけた後であれば問題ありません。むしろ、糖度が際立ち美味しいと言われています。

葉先枯れはカルシウム不足によるチップバーンと呼ばれており、土の中の水分と窒素のバランスが崩れると起こります。

イシダファームでは過度な肥料散布は行わないため、地温が低く乾燥している時期や着果の時期は土壌のストレスが大きくなります。その際に、バランスが一時的に崩れ、葉枯れすることがあります。

特に、美味しさを優先し完熟にこだわっているため、完熟を一気に迎える際の土壌ストレスはどうしても大きくなります。

実が大きくなる前に葉枯れした場合は苗が弱っており、美味しい実がつきません。その際は、ダニも発生する恐れがあるので抜き取っています。

完熟いちごの葉先枯れは完熟の証として安心してお召し上がりください。

3. 完熟ではないぶつけた色には注意

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写真右上の黒くなっている部分は、ぶつけた色です。

イシダファームでは、収穫時や梱包段階でのぶつけた苺は全て取り除いています。ピューレやソフトの原料で活用できるため、青果として出荷することはありません。

梱包にもこだわっており「ゆりかーご」という宙吊り方式でいちごを守る容器を使用しています。

なので、万が一、痛みが目立つ苺が届いた際はご連絡ください。
梱包にも自信をもって取り組んでいます。

※ 台車で運んだ際は、振動によりいちごが痛みますので、みなさまが苺を運ぶ際は手渡しをオススメします。