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モノをカゴに入れる練習

モノを持って来てカゴに入れる練習をしてみましょう。おもちゃを片付けたり、レトリーブの精度を上げる練習になります。

用意するモノ

1. バケツやカゴ、犬が頭を入れることができるくらいの大きさ
2. レトリーブするモノ。家にあるありふれたもので、咥えやすいモノ

練習方法

バックチェーニング(Back Chaining)を使います。バックチェーニングとは、一連の行動の最後の部分から練習し、最終的に行動を繋げて完成させる方法です。

行動の構成要素

モノを咥える
咥えたままにする
レトリーブ(カゴまで持って来る)
咥えているモノを離す
カゴの底に鼻を押し付ける

最後に「鼻を押し付ける」という行動を加えているのは、カゴの上にモノを離してしまうことで、時には弾んでカゴから出てしまったり、十分カゴの上まできて離さずカゴの脇に落としてしまったりすることを避けるためです。確実にモノをカゴに入れるという、行動の精度を上げるための一工夫です。

手順

1. ノーズターゲットできる平たくて小さな瓶の蓋のようなモノを用意する。
2. 手に持ってターゲットしてもらう
3. 瓶の蓋をカゴの中に入れて、ターゲット練習をする。
4. 十分慣れて来たら、瓶の蓋をレトリーブして欲しいものに替えてターゲットを繰り返す。この時、しっかりを鼻を押し付けるように持続時間(Duration)を加える。
5. カゴの外にレトリーブしてもらいたいモノを置いて、咥えて持ってくる練習をする。
6. レトリーブしたモノをカゴの中に置き押し付ける。

この時、カゴがキューとなります。カゴがあるとモノをカゴの中に押し付ける。カゴがない時はモノを咥え持ち上げる。このキューが明確であると、カゴに入ったモノを再度咥えてしまうことを防げます。

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