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バスケットにマズルを入れる練習

ミシェル・プーリオは、K9フリースタイルで音楽に合わせて華麗にステップを踏み、ストーリーを表現する犬たちがやっている数々のトリックは全てベーシックから派生してものであると言っています。

帽子やカゴの中にマズルを入れる練習をしてみましょう。

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▶︎ゴール

用意した容器(帽子、カゴ、カップ、バケツ等)を犬に見せ、自らマズルを入れてもらうように練習します。マズルを入れることが出来るようになったら、その中でしばらくじっと待つ継続練習もします。

継続練習は、初めはほんの短い時間(0.5秒)から始め徐々に伸ばしていきます。

▶︎基本はターゲットトレーニング

これは、ケン・ラミレスが挙げているターゲットの7つのバリエーションの二つ目「Objects Targeting 手以外のものへのターゲット」となります。モノを深さのあるモノにし、その中にターゲットしてもらうことで、容器の中にマズルを入れるを実現します。

▶︎手順

1. 頭がすっぽり入るくらいのバケツを用意します。
2. バケツをそのまま使ってもいいのですが、もっと簡単にバケツの中に入る経験を積めるように、バケツの底をくりぬき、バケツの中にマズルを入れたらくり抜いた底の部分から手をいれて強化子(トリーツ)を与えます。
3. 安定してバケツの内側にターゲット出来るようになったら、バケツの底を自分の足に付け、底のあるバケツを演出し、バケツの中へのターゲットを繰り返します。
4. 底のあるバケツに替えて、または帽子やバスケットなどにも挑戦してみましょう。

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▶︎持続を追加する

問題なく容器の中にターゲット(マズルを中に入れる)出来るようになったら、ターゲットしたまま暫く待つ練習をしましょう。最初はほんの短い時間から、徐々に伸ばしていくように。

また、マズルを入れるモノを新しく別のもに変える時は、持続時間ゼロから始める等、条件を簡単(Lower Criteria)にし挑戦するようにしましょう。

▶︎応用トレーニング

カップなどの小さな入れ物にマズルを入れてそのまま待つ練習は、マズルガードを装着する練習の基礎になります。カップにマズルを入れたまま持続できるようになったら、実際にマズルガードに持ち替えて練習してみましょう。

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▶︎トレーニングは集中して楽しく

トレーニングは必ず、犬が集中しているか、楽しんでいるかを確認しながら行ってください。

もし犬が拒否や不安を示したならすぐに中止し、簡単なターゲットトレーニングを2〜3回繰り返してセッションを終わってください。できるだけ失敗をしないトレーニングを心がけることで、ストレスなく学ぶことができ、ゆくゆくは学習の速度をあげることになります。

セッションを再開する前に、拒絶や不安の原因を取り除き、環境や条件を設定し直してから再開します。

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