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トレーニングチャレンジ

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動物のトレーニングは特別なことではありません。ペットを迎えた時にだけでにする、問題が起こった時に必要と考えらることが多いですが、トレーニングは毎日の生活を豊かに楽しくするものです…
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2021年8月の記事一覧

エンリッチメントゲーム

Karen Pryor Academy ライブエピソード#3で紹介されたトレーニングチャレンジです。動物が楽しく集中できるエンリッチメントゲームを作ってみましょう。 1. 簡単なトレーニングゴールを設定します 2. 設定したゴールに縛られる必要はありません。これは探索型トレーニングであり、どこに導かれるか見てみましょう。 3. 動物がたのしめるエンリッチメントゲームを創作してみましょう。 4. 厳しいルールは必要ありません。しかし、動物がしっかり集中しているか、楽しんでいる

レインディアゲーム Reindeer Games

ケン・ラミレスが、トレーニングがほぼ不可能と言われているトナカイのトレーニングを無茶振りされた時に、トナカイの強化子になるものをトナカイの行動を観察することで見つけ出したことから、観察する事で動物の自然な行動を見つける練習のことレインディアゲーム(Reindeer Games)と呼んでいます。 この時ケンは動物園の学会に参加しており、トナカイを前にして同僚のトレーナーから突然トナカイのトレーニングをやって見せてくれと言われます。トリーツも持っておらず、本当はお断りしたいとこ

マットトレーニング Go to Mat

Karen Pryor Academy ライブエピソード#4で出題されたトレーニングチャレンジの課題です。マット、もしくは犬ベッドへ行く練習をしてみましょう。 もし、すでにマットや犬ベッドに行くことが出来るのなら、目的地に行く前にしなければいけない課題を一つ加えてみましょう。例えば、   ●目的地(マットまたはベッド)を遠くに設定   ●目的地までに障害物を設置 基本はターゲットトレーニングGo to Mat(マットトレーニング)は、相反する行動として使うことがでる最も人

感触トレーニング Tactile

Karen Pryor Academy ライブエピソード#5で出題されたトレーニングチャレンジの課題です。ハズバンダリートレーニングの基礎ともなる動物に触れる練習です。 初めはステーショニングからまず、所定の位置に向かい合って立ちましょう。この時プラットフォームを使うと位置決めがしやすく、定位置に止まりやすくなります。適切な距離も取りやすいでしょう。 いろんな場所に触れてみるまず動物の正面に立って、いろんな部位に触れてみましょう。触るたびに強化子を出します。触られると嫌が