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バンクーバーのホームレス

昨日は大事なアポがあったのをすっかり忘れていて
気づいたのがアポ30分前
絶対に間に合わないのを覚悟で急いで出かけた
ダメもとで10分遅れるけど向かっているという事を伝えたが
受け入れてもらえるかは行ってみないと分からないという状況だった

うちからダウンタウンまで30分は先ず無理
何とか急いでも40分、それに渋滞を考えると不可能かもしれない


が、ラッキーなことに本当に10分遅れで到着
受け入れてもらえ、最悪の事態はまのがれた

これはラッキーすぎる
なにかお返しをするべきだ。何をしよう?と
考えながら車に戻り、路肩から発車しようとした時
明るい独り言をぶつぶつ言うホームレスが近づいてきた
ずいぶんアグレッシブに私が出ようとする方向をふさぐように
出てきたので、ちょっとうざいな~と正直嫌な気分になった

でもその後のアクションに驚いた!
彼は後方から車が来ないのを確認して私の車を出すために
誘導を始めたではありませんか!
この手のサービスは初めてだったので驚いた。

コンビニのドアを開けてあげるとかは見たことあるけど
日本のガススタンドのお兄ちゃん顔負けの明るさで誘導してくれたのである
私はうざいと思った自分を恥じた
誘導したらそのまま出ちゃうからお金なんてもらえる確率が低いのに・・・

私はまたぐるりと回ってそこの場所に戻り
車から降りて「有難う」といってお金を汚い帽子の中に置いた
彼も戻ってきた私を見て驚きの様子だったが「有難う」と言った

人を見る目について考えさせられた一日だった

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