82年前の今日の記憶

82年前の今日は
日本が米英との開戦に踏み切った日。
「町全体が沸き立っているような感じであった」
と、
作家の吉村昭は
鮮明に胸に残る記憶を記している。

その2日後
中国で戦死していた兄の遺骨が送られてきた。

ハワイでの戦果に
「狂喜」する近所の目を気にして
家族は雨戸を閉めた。
母親は発狂せんばかりに激しく泣いた。
    (今朝の朝日新聞/ 天声人語から)

NHK朝ドラ『プギウギ』でも
主人公スズ子のもとに
最愛の弟の戦死の公報が届きます。

「こんな紙切れ一枚で、信じられるかっ!」

そう呟いて
泣きながらブギウギを歌い踊るスズ子の姿も
その舞台を見ながら
大泣きするお父ちゃんの顔も
滲んで見えました。。。

「私たちはいまだに、
誰もが納得できるような名前で、
あの戦争を呼ぶことができずにいる………
そもそも、あの戦争とは何だったのだろう。
あいまいな呼び名、
あいまいな歴史認識に佇む、
この国のいまを思う」
(今朝の朝日新聞/ 天声人語から)

ひとつ確かなことは
あの12月8日を二度と、絶対に、
繰り返してはならない、
ということ。

それだけが
あの日をさかいに
発狂するほどの悲しみを味わった人たちに
報いる方法だと。

その想いを新たにする
1日にしたいと思います。
#ブギウギ #真珠湾攻撃から82年 #インストラクショナルデザイナーよしりんの海街日記

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