漫画『路傍の藤井』で田中くんが抱える不安

こんばんは。
はたらくお母さんです。

漫画『路傍の藤井』を2分くらいお試しで読みました。
冒頭感じるのは、「藤井」よりも田中くんの不安でした。
この仕事を続けても金持ちなんかなれないという不安。藤井みたいな独身孤独な人物になりたくないという不安。意味があるのかわからない仕事と職場。
日本中に蔓延している、不安だと思います。

私も、ずっと感じてました。
頑張ってないわけではない。でも、仕事が特別できるわけではないから、きっとそんなにうまくいかない。この先も。
そんな予感の中、自分の未来にあんまり期待できなくて、とにかく不安でした。

毎年寒くなる今みたいな時期になると、消えてしまいそうになり、言いようもない切ない気持ちになっていました。というか去年までは。

それが、たまたまかもしれないけど今年は無くなりました。
なぜなんだろうと考えた時に、わかったのは「諦め」かもしれません。それも、全然悲しくもない「諦め」

まだまだ若い私ですが、際限のない希望を拠り所にする年齢ではなくなりました。
自分ができることで、それなりに(本当にそれなりに!)仕事の役に立ち、成果に見合ってもない、年齢の要素が多分に含まれる給与をもらい(若い皆さまに告ぐ!ほぼほぼ全ての企業では、
たかがしれたあなたの実力なんかよりも、年齢や性別などの要素で給与は決まっております!)
家庭の雑事や、大切な大切な子供のことを日々考えると、職場で役に立つことなども、そこそこで良いと考えるようになります。
というか、ほとんど全ての人はどんぐりの背比べなので(自分はすごい、特別になりたいと思うあなたもね)いかに自分で自分を認めてあげるかが大切で、会社の評価や年収は、どうでもいいと気づくのが、40歳前後なのです。

だからね、田中くんみたいな不安を感じている人は、生きてさえいれば、ある時不安から幾分か解放されますよ、と言いたい。
でも、不安に感じるだろうけど生きていれば、色々諦めてくる。自分やあの人もその人も、大したことないって気づく。その時まで、不安に押しつぶされずに、悩みを抱える自分を楽しみながら、なんとか生きてほしいと、私はそう思います。、


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