機材の盗難対策


盗難、最近かなり増えてます。まぁオークションサイトなんかの普及で、楽器類がある程度高値で売れる事が知られてきたのでしょう。

しかし、売られる場所が増えたと言うことは、犯人側も足がつきやすくなったと言うこと。

今回は盗難されないための手段、そして盗難にあっても取り返すための対策を紹介します。

シリアルを控える

基礎中の基礎です。楽器で言えばアンプのコンセントを繋ぐぐらいの(笑)

これをしてるかどうかで、盗難後の結果が大きく変わります。

僕は自分のギター、エフェクター、全てシリアルを記録してます。ツアー前なんかはより綿密に確認しますが

やってない人多いです。シリアル番号さえわかれば、オークションや楽器店に問い合わせれば優先的に取り返せる機会が圧倒的に増えます。

巷で見た物を「俺のものだ」と言っても誰も信用はしないですよね(笑)

名前を書くのと同等の効果がありますので、必ずやってください。

ぶっちゃけ、対策らしい対策って、ほぼこれしかないですよ。

人に任せない

自分の物を自分で管理する、根本的なマインドは大切です。

ヒューマンエラーはいつどこでどんな場合でも、起きる時は起きます。

いざと言う時に他人を責めても、物は返ってきませんし、自分で管理の甘さを責められれば、逆に人徳を失います。

たとえスタッフやローディーを雇っていようが、同じ事です。

お金で雇おうが、あくまで他人である事に変わりはありません。

そんなに大事な機材なら、何で自分で最終確認しなかったの?言われればそれまでです。

無くなって困る物なら、自分で最終確認を怠らないようにしましょう。

鍵をかける

盗む側の心理としては、めんどくさそうな物に手を出したくないのが本音です。

早く逃げたいし、なるべく痕跡を残したくないからですね。

パクってやろうと思う物に、どう考えても開けにくい鍵なんかがついてたら覚悟が揺らぐ事もあり得ます。

そんな具合に、施錠は盗難に対して絶大な効果を発揮します。

また、うっかりフタが開いてしまい、中身が落下するといった事故に対しても強いですね。

もしも売る気のない物なら…

これはもう売らない、と決めた物なら、名前を刻印するのも効果的です。

自分以外の人にとっては、単に傷物という事になるので、かなりの有効打です。

その代わり、自分でも売れなくなっちゃいますが(笑)

生涯付き合う覚悟があるなら、それも良いと思います。

もしも盗まれたら​

近年ではSNSを使って拡散したり、インターネットのサイトでも盗品かどうかを確認できたりするサービスがあります。

一昔前より、発見しやすい状態にはなってますね。

もしかすると、買い戻すのにお金がかかるかも知れませんが

諦めずに探せば出てくる可能性はあります。

まとめ

このように、自分で出来ることは沢山あります。

もちろん、犯人が悪いのは前提ですが、悪人がこの世から居なくなる、なんて事はあり得ません。

むしろ、どこにでも悪人は存在する

そのために、自分で備えをしておく。

何ならちょっとした心境の変化で、誰でも悪人になり得ると考えて備えておくのがベストです。

犯罪者の中には常習的に罪を重ねる人や、「いつかやると思っていた」と言われるもいれば

一時の感情に流されて「なぜあの人がこんな事を」と言われる事もあるものです。

同じように悪事をはたらいても、バレたら捕まる、バレなかったら捕まらない。悲しいかなこれが現状ですね。

なかなか心が重くなる話ではありますが、自分を守るために出来ることはやっておきましょう☀️


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