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BiS解散10周年 フリーライブ参戦して思ったこと


リアルタイムで接していないが、伝説の幕開けとしては認識しているBiS。
特に、女川に与えた影響を知った時、当時の熱量に触れてみたいという思いは強くあった。
本当に良いタイミングで、東京に居るので、BiS解散10周年、フリーライブに参戦して来た。

渋谷のタワレコに並び、2時間かけて整理券を手に入れ、歌舞伎町にあるシネシティ広場に夕方向かう。


相変わらず、クジの引きが悪いと思いながら現場の誘導で場内へ。


1曲目が始まると、
そこは、カオスだった。

立ち位置なんか関係なく、後ろから凄い勢いで人が雪崩込んで来る。人の圧でグチャグチャになりながら、皆、声を上げ、歌い、腕を振るい、熱を帯びる。
消費者としての自分の限界を感じた。30分で前線を離れる。もう倒れる寸前だった。
後ろのスペースへ避難し、自分のペースを取り戻し始めた時、唐突にライブは打ち切られた。
警察から待ったがかかったようだ。

ただ、このライブ参戦を楽しいと思う気持ちは湧かなかった。ただ、ただ、心身ともに消耗し、ドロドロなまま帰宅した。
楽しいより、怖いが強かった。現地で、人の圧により何人か倒れて起き上がれない人を抱き起こしたりもした。
もう、こういう熱量のイベントに前線で参加できる若さが無いのを実感しつつ眠る。

ただ、朝起きると違った感情が生まれる。
整理券で入った現地、クジ運が悪ければ、そこで自分のその日の視界は確定する。
だが、周りの熱量が確定したはずの現実をかき回す。今を壊す勢い、エネルギー、生きる意思。
女川が求めてたのは、こういう力なのかと、翌日になってボンヤリ思った。

もう、限界を感じてたはずなのに、次があるなら、また参加してみたいと思う自分がいて驚く。
皆、こうやってハマって行くのかもしれない。


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