しらないおじいさんと金栗四三さん

南北朝時代を楽しんでいたら、突然、しらないおじいさんから金栗四三さんの言葉の真実を聞かされました!俺も歴史の生き証人になったかもしれない。

秋晴れの良い日和だったので、お昼ご飯を食べに事務所から歩いて近くの広場まで行きました。広場で菊まつりをやっていたので、菊を見ながら屋台の唐揚げを食べたあと、腹ごなしに近くの資料館を見学しました。

わいふ一番館でちょうど「武光 九州を征した男」というかっこいいタイトルの企画展をやっていたので、じっくりと見学させていただきました。この展示は橋本以蔵さんが描いた絵と解説で菊池武光の盛衰をたどるものです。

迫力のある絵のおかげで当時の様子を想像しやすく、菊池武光や懐良親王の息吹を身近に感じることができるとても素晴らしい展示でした。

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この展示を見ている最中、同じフロアにいたおじいさんが「菊之池は昔は藪ん中の水たまりだったもんな。」と独り言のように話しかけてきました。「そうなんですか。」と応じると他にもいろいろと展示に関することや関係ない昔のことを話してくれました。

年齢を聞くと93歳!自分は昭和二年生まれだけど同級生のほとんどは大正生まれだったそうです。(おじいさんによると昭和元年は6日間しかなかったので、大正15年の次は実質昭和二年になるそうです。)

おじいさんは走ることが好きで金栗四三さんとも交流があったそうです。何度も四三さんのお宅を訪問し話をされたそうです。四三さんと一緒に写った写真も見せてくれました。四三さんの自宅で撮影した写真だそうです。

金栗四三さんとの会話で一番記憶に残っている言葉は「気力をもって努力すれば体力はついてくる。」だそうです。今、金栗四三さんの言葉として伝えられている「体力、気力、努力」の原型はこの言葉だったのかと驚きました。

なんかすごい人からすごい話しを聞いたのかもしれない。しらないおじいさんと知り合いになれたことに感謝し、お名前を伺い、一緒に写真を撮ってお別れしました。

この記事つまろうかね。いや、つまらねぇ。読んでもらっただけでも、ありがてぇ。その上サポートまでいただけたら、もっとありがてぇ。おほ、一杯呑める!