【フランス滞在】37日目 ルドルフ・ヌレーエフ2023 4/21☀️
昨日行った国立舞台衣装センターの衣装展示室には、常設展として世界的なバレエダンサー、
ルドルフ・ヌレーエフ(1938〜1993)の展示がありました。
バレエには詳しくないけれど、ヌレーエフさんはすごい!というのは知っていた。
YouTubeで検索すると、今でもヌレーエフさんの素晴らしいバレエを観る事ができてありがたい。
そして、ヌレーエフさんの常設展が素晴らしかった〜
インタビューとダンスシーンを織り交ぜたドキュメンタリーを観るだけでも来た甲斐がある。
ロシアのバレエダンサー、後に世界的なダンサーとなるヌレーエフさんはシベリア鉄道の列車の中で生まれたそう。
3歳から踊り始めて(最初は民族舞踊)、
11歳からバレエを習い、
17歳でロシアのバレエ名門校に入学。
その後、キーロフ・バレエに入団。
23歳でパリ公演の時に亡命。
その後、フランスやイギリス、世界中で踊ることになる。
43歳でパリ・オペラ座の芸術監督に就任。
シルヴィ・ギエムなど後のスターダンサーを育てる。
日本人バレエダンサーとして世界的に活躍されている森下洋子さんとも共演。
54歳でAIDSの合併症で天国へ旅立つ。
その前年、53歳の時に、ロシア・キーロフの劇場で再び踊る事ができたそう。
祖国を捨てた時の想い…
そして再び祖国の舞台に立った時の想い…
『劇場がマイホームだ』とヌレーエフさんは言っていたそう。
想像するだけで、胸が熱くなる。
バレエに関して、本当に厳しかったそうで、
出来が悪いと、怒りのあまりティーポットが飛んできたというエピソードもあるそうです。
衣装も、踊る時に動きを妨げないよう、タイツのみを着用したり、上着は腰の上で短くしたりと、それまでの常識にとらわれず、妥協せず、よりよく美しく踊れることだけを追求していた。
亡命していなかったら、バレエの歴史も変わっていたという人もいるくらい、ヌレーエフさんはバレエにすべてを捧げた人生だったんだ。
翻訳アプリで解説読んだり、Google先生で調べたりしているうちに、ヌレーエフさんの激動の人生にどんどん惹き込まれました。
とても孤独で、とても情熱的で、ただ踊りたいという全身全霊の叫びみたいなものを感じました。
衣装展示はヌレーエフさんの常設展以外に、展示替えの企画展もやっています。
が、ヌレーエフさんに刺激を受けて、もう胸がいっぱいで。
ヌレーエフさん特集になりました。
ご興味ある方は、ぜひYouTubeでご覧になってみてください♪
今日も私は元氣です。
皆さんも良い一日でありますように🌈