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6年ぶりにアビスパゴール裏に行ったお話。

先月の今頃だったか?
週末に開催しているyoshihitさんの暇人向けスペースでのリスナーからの一言。
「来月、アビスパの天皇杯おいでよ!」
「2度目のゴール裏!」

正直に言おう。
この時、行く気1ミリもありませんでした。

マリノスはここ数年、天皇杯の成績はベスト32止まり。去年と今年はJ2に、その前はJFLに完膚なきまでボコられてKO。
「名門、横浜F・マリノス」「選手層の厚さが他とは違う」
リーグ戦でよく聞く、マリノスを表すワードの2トップが、天皇杯では何処へやら。何ならケツに(笑)が付いてしまう。
あの戦力でどうしてこうなるんだ!?
3年連続ベスト32、情けない……

だから最初は断った。いくらリスナーの皆さんが良くして下さるとはいえ、こんな縁起悪いマンが二つ返事でホイホイ行っていいとは思えない。6年前、アビスパを観たのは仲川輝人の現状を確認したかったからであって別に全力で応援しに行った訳ではないし、それ以前に自分はマリノスサポーターだ。
「本気で応援できるか?」
「マリノスの時と同じ熱量を出せるのか?」
自信もなかった。ボーっと案山子の様に突っ立ってる他サポのバカは、真剣に戦っている皆さんの目にどう映るだろう?
失礼千万。考えるだけで申し訳ない気分になり、さらりと断りを入れた。

しかし。
1, アビサポは妙に諦めが悪い
2, アビサポは一度ノったら止まらない
3, yoshihitさんは意外とチョロい

これを読んでいるあなた(多分アビサポ)、①と②は心当たりがあり過ぎるだろう?読みながら心拍数が上がったのがわかるよ?
③は言わずもがな、自分で言いたくないけどいつもイジって来るアンタたちは知ってるな?
そんなスピーカー諸君の悪質な勧誘見事な連携とトーク術により、気が付いたらyoshihitさんの手には福岡ゴール裏行きのチケットが握られていた。あ、ありのまま起こった事を(略)

そんなこんなで迎えた10/8、試合当日。
懸念していた天気は今にも雨が降り出しそうな曇り空。 今年のアビさんは勝負強さと引き換えにお天気運を完全に捨てている感があったが、予感は的中。 いや、本降りにならなかっただけ昨日は当たりの日と考えるべき?

そしてもう一つの懸念事項。
鶴野警察だ。
この数ヶ月間、「鶴野→あげない」の流れを彼が出場する度にやっていた気がする。

皆さんはよく知っているだろう。
マリノスは選手を攫い、改造し、頃合いを見て野に放つ人間ロンダリングのプロフェッショナル。そのド外道クラブのサポによる期待のホープ狙ってます宣言。忌々しく思う人間がいないとは考えられない。
もしかすると「あのyoshihitってクソバカ野郎をワカらせてやる絶好の機会」と考える鶴野サポがいる可能性も……

“待”ってたヤツとか。

↑みたいなのが襲って来たらどうしよう。”スピードの向こう側“に連れて行かれちまうのかも。
……まあ半分は冗談として、駅からスタジアムまでの道中、釘バットとか硫酸とか注射器とか持ってるアビサポに遭遇しなかった事に安堵したのはここだけのお話。

そして無事スタジアムに到着。今回の観戦のきっかけとなった一団とご対面。
いつもスペースでお話ししてるのに、実際に会うと若干ぎこちないのが面白い。自分もだが。
かと思えば「これ着て!」とユニを押し付けて来たりグッズを持たせたりと、この期に及んでyoshihitさんをネイビーに染めようとアレこれ画策してくる。全く、油断もスキもない。
キックオフの1時間半ちょい前?に着いたが、楽しい時間を過ごさせて頂きました。本当にありがとうございます。

そして試合開始。
今更だが決戦の地は等々力陸上競技場、川崎フロンターレの本拠地だ(中立地じゃなかったのは何故?)。
当然、数では圧倒的に劣る福岡サポーターたち。

それがどうした?

煽動するコールリーダー。90分間スネアとタムを轟音で叩き続けるリズム隊。彼らに応えるサポーターの一糸乱れぬ、力強いチャント。そこにフラッグチームが振り回す、思い思いのデザインがなされた大旗が一体となり、ピッチに立つ11人を最後尾から鼓舞する。

正直、後悔している。
「緊張してきたー」なんて言いながらフワフワした気持ちで試合に臨んだ事を。
ゴール裏の、アビスパサポーターの試合に賭ける思いは想像を遥かに超えていた。あの凄まじいまでの歓声と熱量、きっと一生忘れないだろう。

だからこそ。

結果に結び付かなかったのが悔しい。

試合の詳細については割愛するが、結果は2-4の敗戦。
アビスパにとって天皇杯過去最高の成績とはいえ、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間の……あの一瞬の静寂が全てを物語っていた。
間髪入れずにコールリーダーがチャントを歌い始めたが……ああ、皆まで言うまい。

話は変わって試合後。サポーターの皆さんのご厚意で酒席に参加させて頂いた。

ビール!

少し寂しそうなスタートだったのに(当たり前)、途中からみんな顔を上げていたのが印象的だった。
こうやって、またサポーターは強くなっていくんだなと感じた……選手ももっと強くなってくれ。
諸事情により、途中退席せざるを得なかったのが悔やまれる……
お誘い、本当にありがとうございました。楽しい時間を過ごさせてもらって本当に感謝してます。

さて、今回はここまで。
次の闘いは……わかってるよね?

ルヴァンカップ!

お互い反対のヤマ、もう一度会うには勝つしかない!
昨日はsane氏の法被を半強制で羽織らせて頂き、皆さんの近くで観戦したが今度のyoshihitさんは君たちの敵だ!
真の姿、トリコロールを纏って迎え撃つ!

……今回お世話になった皆さん、お会いできなかったあなた。

東京、国立競技場で会おうぜ。


じゃあな!





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