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小池百合子の同級生・後輩の学歴詐称問題ーその入念な手口とカイロ大学腐敗の構造
小池氏と近しい関係だった、サダト大統領のジハーン夫人と3人娘が、不正な形でカイロ大学に入学した経緯は「小池百合子のカイロ大学“入学詐称”問題ー非合法入学のこれだけの証拠」で記した。
その夫人は小池氏の1学年後輩で、長女は同学年だった。
彼女たちも正規の”カイロ大卒“という学歴になっていたが、1980年代に入り、次々と学歴詐称疑惑が表沙汰になっていく。ジハーン夫人・二女ノーハ、長男ガマルの3人が
小池百合子のカイロ大学“入学詐称”問題ー非合法入学のこれだけの証拠
小池氏のカイロ大学”入学詐称”を追及する。
結論からいえば、本人証言をベースに、エジプトの大学関連法令から裁判例、カイロ大学の学則から現地報道、留学時代を知る日本人の証言まで照らし合わせた結果、小池氏が合法的に入学した証拠は一切得られなかった。
カイロ大学”卒業詐称”どころか、小池氏の学歴は根底から崩れることになる。
まずは、入学時期から検証する。
小池氏の自叙伝『振り袖、ピラミッドを登る
エジプト諜報機関支配下のカイロ大学―軍諜報部・中央治安部隊・情報総局の三つ巴の権力抗争
「カイロ大学声明の本質②ーカイロ大学の権力と腐敗の構造」で、カイロ大学で保管される小池百合子氏の“学生ファイル”は軍事機密であると説明した。
それにしてもなぜ、大学の中に小池ファイルを守る軍人が配置されているのか。エジプト軍部や情報部のカイロ大学への介入の歴史からその真相を紐解くとともに、権力中枢にいた小池氏の“エジプトの父”ハーテム元情報相の役割にも迫っていく。
まず、カイロ大学を目下監視・
カイロ大学声明の本質⑤ー小池百合子の声明への見返り
小池氏の”卒業”を公認する声明を出して、カイロ大学に何のメリットがあるのか。常識では考えられない声明を出せば、大学の国際的な信用失墜につながる危険性もある。
この問いは、カイロ大学長の発表をみれば解ける。
2022年11月22日、都職員10人を引き連れ、小池氏が学長とした会談の内容がカイロ大学の公式ホームページに掲載されている。
小池氏側の発言要旨は、カイロ大学留学時代について謝意を表明し、
カイロ大学声明の本質④ー小池百合子のエジプト国家エージェント化
前記事「カイロ大学声明の本質③ー小池百合子とハーテム情報相の深い関係」で述べたが、一言でいえば、小池氏はハーテム氏の目論見どおり、エジプトの利益を代弁するエージェントとして立派に育ったというわけだ。
その記録をハーテム氏は歴史の証拠として、政府系新聞に明確に残している。もちろん、ただの新聞ではない。
アハラーム紙はハーテム氏が最高執行委員を務めていた新聞であり、彼が創設したエジプトの国家情報部
カイロ大学声明の本質①―小池百合子・学歴詐称問題より深刻な政治犯罪
小池百合子都知事の学歴詐称と、その隠蔽工作の疑惑が深まっている。
小池都知事の元側近・小島敏郎氏が『文藝春秋』5月号で、「学歴詐称工作に加担してしまった」と告発記事を発表した。「カイロ大学声明」への関与の事実である。
声明は前回の都知事選前の2020年6月8日、駐日エジプト大使館の公式フェイスブックおよびウェブサイトに掲載されたもの。学長名で「小池氏の卒業証明」と「カイロ大学の卒業証書の信憑性