Turbo :Billboard Interview 和訳 10/8
『Drip Harder』がリリースされてから1週間が経ちましたが、彼らの勢いは半端じゃないですね(^◇^) 今年リリースされた同じく特大コラボのBeyonce x Jay-Z。どうやら初週売り上げはSlimeが上回る見込みっぽいとのことで、時代は確実に動いているんだな、と。スクスクー。
というわけで、先日TurboさんのBillboardインタビューが乗っていたので和訳していきたいと思います。今回『Drip Harder』のエグゼクティブプロデューサー(EP)として、「Drip Too Hard」「Close Friends」「Never Recover」「Off White VLONE」など強力な曲たちをお披露目してくれましたね。本当嬉しいです。忙しい中ありがとうございます。
こんな変な訳よりも、原文の方がよっぽどわかりやすいので、ここに置いときます。
『ここ』
Lil BabyとGunnaのプロジェクトでのあなたの役割はなんでしたか? プロデューサーとして何曲かビートを提供するのと、EPとして全体をまとめるという点で。
この仕事は今年最も大きな仕事のうちの1つだったよ。みんな本当忙しかったし、なんとか時間を見つけて、自分たちの音を探さなきゃいけなかった。EPとして全部改良しなきゃだったしね。レコーディングエンジニアとして。ツアー中なのもあって、アトランタ外でのレコーディングがほとんどだった。楽曲のファイルは行ったり来たりだったね。
Lil Baby、Gunnaとの友好関係はどうやって築いたのですか?
Young Thugだよ。彼と一緒にスタジオにいたことがスタートだね。これらは全部ファミリー志向からきてるんだ。Lil Babyがラップしていない時でも、スタジオに何時間もいてジョークを言ったり、ゆっくりしているよ。こういうところから人間関係は生まれるんだ。全員で仕事に取り掛かった時は、切り替えて集中するから。
Lil Babyがラップを始めたときは、レコーディングする時に助けを必要としていたんだ。俺のビートはLil Babyが初めて乗ったビートの1つかもね。互いに助け合って、ほぼ毎日一緒にいたから、家族みたいなもんだよ。GunnaにはShad Da Godを通じて2013年に知り合った。出身地が近かったから、俺たちはいつも顔を合わせていたんだ。
「Sold Out Dates」がリリースされた時にはもう『Drip Harder』は動き出していたんですか?
いいや、「Sold Out Dates」はリークされただけだよ。曲の質を保つ為にもリリースする以外なかった。いい曲が出来始めたから、ジョイントアルバムの話が出てきたんだ。でも話だけの段階だった。お互い忙しくなってからはスケジュールが合わなくなってね。
Lil BabyとGunnaの素晴らしいフロウについてどう思いますか?
俺はお互いがお互いをよりよく見せてると思うよ。Gunnaは聴く人をどこかへ連れ戻すようなサウンドに加えて、Lil Babyが持ち込もうとするストーリーをGunnaはよく捉えている。それらが合わさると新しい音が誕生するんだ。それが多くの人を虜にしてる理由だと思うよ。こんな音は今まで聴いたことがないだろ? 彼らが一緒にやったことはまさに完璧だったんだ。
1日早くリークされたことについてどう思いますか?
海外で先にリリースされたのを、U.S.在住の人が先に聞いていたんだと思う(それしかないだろ...)。コアなファンはやっぱそれに手を出そうとしたけど、最終的には上手くいったよ。リーク曲を先に聴いたことで、期待が2、3段階上がってったように感じているね。
「Off White VLONE」でLil DurkとNAVと共演したことについて詳しく教えてください
俺らはアトランタにいて、Lil Durkもそこにいたんだ。一緒に録る予定は全くなかったけどね。毎日スタジオに行っているし、何か起こるときは何か起こるってことだよ。その時Lil DurkとGunnaはまだセッションが終わってなかったんだ。初めてこのビート(Off White VLONE)を聴いたときはあんまり好きじゃなかったんだけど、彼らがボーカルを乗せてからはまた別の話になるね。無視しかけてたビートを彼らが気づかせてくれたんだよ。彼らがボーカルを乗せてから、Lil Babyがスタジオに来てこの曲を聴くまで数週間保存していたんだけど、それからGunnaがLil Babyにバースを入れるよう説得し続けて、少し経ってこの曲が完成したんだ。でも、Lil Babyがバースを付け加えてもこの曲はまだ短かった。俺らはこの曲にマッチして、新しいサウンドを持ってきてくれるアーティストを探し始めたんだよ。NAVは完璧だったね。
リリースされる前からこの今日は好評で、ファミリーと友達から何度も流してって頼まれたよ。Apple Musicでも好評だったし、コメントもポジティブなものばかりだったよ。アートワークが完成して、この曲を最初の曲にすることが決まったんだ。
DrakeはTay Keithプロデュースの「Never Recover」に参加していますが、何か連絡などはあったのですか?
もちろん。Drakeは以前からこのプロジェクトに参加したいと言っていたけど、彼もまたツアー中だったからね。彼は自分のパートが入った音源を送ってくれたんだけど、これがまた完璧にフィットして、それから2人がバースを乗せて完成したんだ。
個人的に無駄のない、簡潔なこのトラックリストが好きなのですが、これは常に考えてたことなのですか?
全部は計算されてたんだ。つまんなくなるとこまで詰め込みたくなかったし、ファンには満足してもらいたかった。多くの曲を作って何度かトラックリストを変更したりしたよ。収録された13曲には全て満足している。ファンにとっても、彼らにとってもこのリリースは最高のタイミングだったと感じているね。
「Yosemite」でTravis Scottとコラボしていますが、ハワイで行われたセッションはどうでしたか?
Travis ScottがAstroworldを仕上げている時、彼とGunnaはよく話し合っていたんだけど、Travis ScottはGunnaに参加してもらいたかったみたいなんだよね。俺らがハワイについた時、そこはまるでクリエイティブアイランドだったよ。多くのアーティストとプロデューサーがそこにいて、馬鹿でかいAirBnBには無限にスタジオがあったんだ。こんなこと予想してなかったし、いかに音楽で遠いところまで来たか目を見開いたもんだよ。
その夜は多くのアーティストとコラボしたね。Travis Scottが方向性を決めると全員がクリエイティブになるんだ。何も恐れてない感じでね。あれは本当に素晴らしい延長期間だったよ。「Yosemite」はあの夜作った最初の曲になったんだ。全曲聞いてみたときに、「Sold Out Dates」に似たバイブスのこの曲が一番目立ってたね。それにTravis Scottがアレンジを加えて完成したんだ。
次の動きは考えていますか?
実はThe Playmakersって制作事務所を立ち上げているところなんだ(Oh Okayでもタグ付けされてるTurbo率いるプロデューサーチーム)。ちゃんとした仕事の価値観を持った若いプロデューサーを集めて、もっと露出させようとしているところだよ。これが今、主に集中して取り組みたいことなんだ。
『Drip Harder』はアルバムオブザイヤー?
そうだろうね、どう思う? まあリストの1番上に持ってきたほうがいいだろうね。他のどのアルバムよりも。アルバムオブザイヤーってことだよ。Turboが言うんだから間違いないさ。
以下Turboのインタビューでした。早くも『Drip Harder 2』に期待してしまう愚か者な私なのですが、ここまで読んでくださったあなたもそんな愚か者だと思っています。失礼ですね。今後気をつけます。
あと個人的に好きな曲なんですけど、Astroworldリリースの爆発力で少し隠れがちな、おそらくハワイで録ったと思われるTravis Scott x Gunna x Turbo x Wheezyの「Zoom」も半端ないので、見逃している方は是非(>o<)
Run That Back Turbo!!
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