創業したGunosyを退職したので職を探しています

みなさんこんにちは、初めてのnoteです。関といいます。
最近は毎日にじさんじ甲子園に夢中です。今日のBリーグはすごかったですね、最後の満塁ができた場面はパワプロのシナリオモードな展開でした。

このエントリについてと留意事項

このエントリは株式会社Gunosyの共同創業者である関喜史が、創業したGunosyを退職するというニュースバリューを使って求職の宣伝をすることを目的としています。

退職の背景とかは以下の記事を読んでください。

本当はこの記事がでてすぐ出すつもりだったのにのびのびになってニュースバリューがなくなってしまいました悲しいです。


上記の記事に書いたように、次が決まっていないというのは急に揉めて辞めたとかではないです。
やりたいことがオープンポジションで存在しないので、こういう記事を使ってどういうことをやりたいかを宣伝させていただき、一緒にチャレンジできる会社を探していきたいと思っています。
時期的には来年春を目安に正社員としてどこかの会社でチャレンジを始めたいと思っていて、それまではフリーランスのような形で、スポットでいろいろな会社でいろいろな仕事をしてみたいなとも思っています。
本エントリの最後にフォームを置いておいくので、お声掛けいただける方はそちらから連絡をもらえるとうれしいです。

これまでなにをやっていたか - 創業まで - 

会社のブログに書かなかったあたりのことをここではせっかくなので書いてみようかなと思います。

まず私がGunosyという会社でこれまで何をやっていたかを簡単に述べます。
始まりは2011年の修士1年の夏休みでした。
現LayerX CEOの福島から「推薦システムについて教えて欲しい(意訳)」と言われたのが最初だと思います。
福島ともうひとりの共同創業者の吉田はシステム創成学科知能社会システムコースの同級生でした。
福島と吉田でRSSリーダーの内容をSNSの投稿内容を使っていい感じにフィルタリングするサービスを企画しており、それに対していくつかアドバイスをしたことを覚えています。
その後私も開発に関わることになり、サービスは2011年10月25日にリリースされました。
その時の福島のエントリ、あまり知られてないのですがこちらにあります。ぼくはこのエントリがすごく好きで定期的にインターネットに流しているのですが、当時の福島の熱量とかが感じられていいですね。

その後学生発サービスとしてそこそこ注目されながら楽しく開発をしていました。そのころの話はこのインタビューが内容として充実していると思います。

ちなみにこのころ、Gunosyでいくつかのスタートアップのピッチコンテストに応募しては、全て予選落ちで本戦に出れないということがありました。懐かしいですね。こういうコンテストの評価というのは全く価値がないということがわかります。
当時は業界的にあまりKPIを測る文化とかがなくて、派手なデモがウケる時代でした。ユーザが伸びてますってグラフだしているのに、動画がイケてるサービスのほうが上の評価になっていた気がしますね。最近はそうではなくなっていることを祈ります。
そんな背景もあって私達は「このサービスはビジネスでは評価されないんだ」という思いでそれぞれ新卒で就職することを当初は決意しました。

しかしその後、現在当社会長を務める木村さんとの出会いもあり、法人化することにしました。
木村さんに「絶対起業すべきだ」といわれ、私達は木村さんがビジネスづくりにコミットすることを求め、一緒に事業を始めることになりました。
創業以降、ビジネスの作り方や、組織としての仕事のやり方など多くのことを木村さんには教えていただきました。
もちろん、人間と人間なので何も衝突などがなかったということはありませんが、木村さんがいなければGunosyの大きな成長と私の今の状況はないと断言できますし、すごく感謝しています。

この後にやったことは会社のブログの方に書いたので読んでください。
2011年の夏から丸10年、いろんなことがあったけど、これ以上の10年間はない最高の日々でした。
関わって頂いたすべての方に感謝しています。

これからなにをやりたいのか

一旦はお休みしながらいろいろお手伝いをしつつ、来年春ぐらいからどこかで働けたらいいなぁと思って転職活動をしています。

やりたいこととしては、先に出た記事でも書きましたが、事業の中で良い研究開発組織を作ることをやっていきたいです。
Gunosyで得た経験や知識がどの程度再現性があることなのか、それはより大きな組織や異なる業界でも通用することなのか、その知識を事業に反映させるにはどのようにしていくべきなのかを探っていきたいです。
40代になるころには研究開発組織を作るスペシャリストとか、先端技術を事業に活かすプロとかそういうふうに思われるようになっていたいなぁと思っています。

ちょっとやってみて感じていることは、これめちゃめちゃ難しいなっていうところです。
やりたいことに対してオープンなポジションなんてものはほとんどないので、ポジションを作ってもらうところから始まるのかなぁという感じです。
研究開発組織というのは既存のエンジニア組織が一定大きいことや、長期の目線で人と金を投資しなければいけないなど条件があります。
ちょくちょくお話をする機会もあるんですけど、お話の結果「エンジニア組織の課題がありますね〜、研究開発組織はその後ですね〜」ってなることが多いです。
僕がお会いできたりする領域では、まだ論文を書ける組織を作っていくぞという状況にある会社はなかなか多くないなぁという印象です。

まぁなんかどっか1個ぐらいはあるだろうと楽観視してますが、そんな感じでなんにも決まっていないです。
ただやりたいこと的に創業初期や成長期のスタートアップは難しくて、IPOの後のメガベンチャーとか、一定の歴史がある大企業とかになってくるのかなぁと思ってはいます。
特に大企業のほうは関わりが少ないですし、個人的にも興味があるので、こういう話に関心を持ちそうな方を知っている方とかつないでいただけるといいなぁという気持ちです。

まぁ時間もかかりそうですし、Gunosyの顧問もあるので、しばらくはちょっとお休みしながら、これまでの経験を活かしていろんな会社を手伝えたらいいなぁと思っています。
データ分析の組織づくりとか、機械学習のプロダクト応用や推薦システムの活用について、アドバイザリーのような関わり方を通して多くの会社のデータを見ていけたら理想的だと思っています。

基本的にはデータ分析大好きで、データが好きな人間なので、いろんなデータ触りたい!という気持ちがあります。
ただ個人としてはプレイヤーとしてのキャリアを伸ばしていこうという意向はないので、プロダクトへの適用をするために手を動かしてコードを書くことを成果として求めるような案件は、あまり受けないつもりです。
受けるとしても、スポットでの技術調査やプロトタイピングぐらいまでかなぁと思っています。
ただ手を動かさないのかというと、そうではなくて、お手伝いしていこうと思っている会社のメンバーの方々には「ぼくが面白がって勝手に関わってくるようできたら勝ち」と伝えてあります。
いろんな幸運のおかげで、収入にこだわって仕事をしなければならない状況ではないので、いろんな機会をもらって楽しみながら、自分にできる貢献をしていければいいなぁという気持ちがあります。

一緒になにかをやってくれるという方へ

というわけで特に、長期的に僕と研究組織づくりとかやっていきたいぜ!という会社とお話したいです!
こういう人紹介できるよ、とか、上司に話してみたいから一度お話させてほしいとかでもいいです。
できれば直接熱意のある当事者とのお話をしたいなぁと思っているので、エージェントなどの方は一旦ご遠慮いただけると。

短期的なアドバイザリー業の方はすでに結構なお声掛けを頂いていて、これから増やすとしたらよっぽど面白いな〜って思うやつじゃないと難しいかなと思いつつ、いろんな会社のお話とかも聞きたいのでお気軽にお声掛けください。
僕自身ヲタクで、そのあたりに関わるエンタメ業界のデータとかみれたらなぁって気持ちがあります。


すでに僕と相互でつながっている方はTwitterとかFacebookとかでDMください。
そうでない方は以下のGoogle Formを一旦送っていただけると助かります。

何度かTwitterなどでもお話しているのですが、なぜ私と話したいのか、なにを話したいのかを書いていない方には連絡を返さないポリシーです。
当たり前の事のように思えるのですが、残念ながらエンジェル出資とかでくる連絡の9割以上がこういった内容ですし、今回退職のお知らせ後に頂いたDMの6割ぐらいがこういった内容です。

おわりに

相変わらずめっちゃ長くなってしまったのですが、最後に言いたいことは職をくださいということです。
なんかまぁ、どうにかなるだろと思ってますし、ならなかったら需要がないということなので、おとなしく田舎に引きこもってNetflixとKindleを見ながら余生を送るか、もう少し箔をつけるためにMBAでもとりにいくかとか、そんな感じのことを考えています。
まぁでももう少し現場でブイブイやっていきたいので、面白いお声掛けのほど、よろしくおねがいします。

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