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来年は10周年!その変遷

今年もあと二週間ですね。毎年この時期はソワソワ致します。これは神楽師の宿命です。何故なら我ら神楽師にとって一年で最も忙しく、また重要な季節、正月がやって来るからです。

吉福社中は、有難い事に年間を通してまんべんなくお仕事を頂いておりますので、正月に特別な忙しさを感じる事はないのですが、それでもやはり「一年の計は元旦にあり」。重要な季節である事に変わりはありません。その重要な季節の準備をするのがこの12月。ソワソワするのは当然な事なのであります。師走の師は神楽師の師でもあるのです。

とは申せ、年々お仕事の量が増えてきている幸せな吉福社中。来年の正月は社中始まって以来の忙しさとなりそうです。

1日、2日は勿論、地元吉原神社にて「新春吉原の狐舞ひ」奉納。なおかつ1日は奉納の合間をぬって某老人ホームにも訪問。3日は館林茂林寺にて分福狸舞奉納およびイオンモール千葉ニュータウンで歌舞伎パフォーマンスのお手伝い。4日は上野の護国院で大黒舞奉納。5日は鳳明館で創作神楽「新春隠れ里」上演。7日は鷲神社の七草で鷲舞奉納。18,19日は神田明神大黒祭......。

なかなかにタイトです。吉原で始めた8年前の正月は、吉原神社だけだった事を思うと夢の様です。ありがたや、ありがたや。

「吉原で」8年前から始めたと申しましたが、吉原に入る前から狐舞の活動は続けており、2020年は、私個人としては14年、団体を立ち上げてからは丁度10周年となります。

10周年!なんとも感慨深い響きです。今回は私共の10年を振り返ってみたく存じます。

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