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武蔵野は原点


KADOKAWAが建設した巨大な文化施設「ところざわサクラタウン」。その中に併設された「武蔵野令和神社」にて白狼の舞を奉納する事になりました。

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大江戸浅草吉原を本拠地としてきた吉福社中にとっては武蔵野は新天地!・・・と言いたいところですが、実はこの武蔵野の地こそ我らの原点と言えるのです。

ひとことに「武蔵野」と申しましても、この言葉自体の意味はひどく曖昧でして、どこからどこまで、というような明確な線引きはありません。ざっくり申しますと東京の23区外と埼玉県を大まかに含んだ・・・こんな言い方をするとお叱りを受けるかもしれませんが、江戸東京のカントリーサイドの事を指す概念的地域名なのです。

古く奈良平安の世には、未開のど田舎でススキと月が似合う荒野の茫漠とした情景を思い浮かべ、万葉詩人たちが沢山の詩を詠みました。

中世では、肥沃で広大な穀倉地帯として、鎌倉、小田原、江戸と関東の大都市を支えました。

現代では首都圏のベッドタウンとなり多くの農地は無くなりましたが、昨今は緑地化して里山を取り戻そうという活動が活発になって「都会に出やすいのに緑豊かな住みやすい土地」というイメージを作ろうとしていますね。

そんな「古き良き関東の原風景」を表す概念、それが「武蔵野」なのかもしれません。

さて、そんなカントリーとは無縁な、シティー派神楽団の吉福社中(笑)ですが、冒頭にも申し上げました通り、原点はこの武蔵野にあるのです。

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