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制作日記「40歳になって考えた(略) 第1話掲載」

現在発売中の小説幻冬6月号にエッセイ漫画「40歳になって考えた 父親が40歳だった時のこと」第1話が掲載されております。
前回が第0話。今回が第1話。
第0話から始まる大変おしゃれな構成になっております。
どうぞご支持賜りたくお願い申し上げます。

先日知り合いの先輩漫画家さんからDMがきまして、「ウェブでは読めないの?その方が売れると思うよ。」と言われたのですが、「まあそっすね〜。」などと返しながら、まぁ全くその通りで、現在はウェブ上では一切読めず、小説幻冬の誌面にしか掲載されておりません。
僕自身もそうですが、今の人はほぼ「漫画はネットで知って気に入ったら買う。」という動線だと思うので、雑誌にしか掲載されてないこの状態ってほぼ公開してないのと同じなんじゃないかと思います。そんなことは私も百も承知なのです。
しかも文芸誌。漫画雑誌ですら感想があんまり届かないのに、文芸誌となるとそれはもう「読めない」を通り越し、「あえて読ませないようにしてる。」と言われても仕方がない、「いや、あえて読ませないってどういうことやねん。」というようなおかしな状況なわけですが、でもまあ今回はそれでいいと思っています。
エッセイですしね。僕にとってエッセイは正直「恥の切り売り」ですので(あくまで僕にとって)、こっそり連載してるぐらいが気が楽でよいです。下手にTwitterに公開して人格否定されてもやだし。
話題になることが全てじゃありません。誰も見ていない草原を自由にのしのし歩けばいいのです。勘の効くハンターはきっと見つけてくれて、いい感じに肉がついたタイミングでズドンとやってくれるでしょう。
じっくり作って本になった時に無料で公開して宣伝しますので、その時気に入って頂ければご購入お願いします。

ただこのnoteを読んでくださっている吉田ファン(8名)の方々にはストレスが溜まりますよね。
「おめーこんな告知noteだけこいといてウェブで読めんってどういうこっちゃ。さっさと読ませんかい。」と思われるかもしれません。
しかしまぁそれはすみません。「だまれ。我慢しろ。」というほかありません。
すみません。強い口調になってしまいました。
毎回1ページだけ紹介しますので、それでご想像ください。

父と子の話であり、子育ての話でもあり、個人的昭和史でもあり、貧困問題の話でもあります。
1冊にまとまったらいい感じになるんじゃねーかな。と妄想してるんですが、どうなることでしょうか。
よろしくどうぞご注目、タイトルだけでも覚えておいてください。


ダ・ヴィンチにインタビューが掲載されました。

現在発売中のダ・ヴィンチ7月号の「コミックエッセイのつくりかた」というコーナーで私のインタビュー記事が掲載されております。
よろしければチェックお願いします。

連載前から取材していただけてありがたい限りです。
「もしかして注目されてるのか?」と心の中でほくそ笑み、ニヤニヤを噛み殺しながら、偉そうにインタビューに答えたのですが、送っていただいたダ・ヴィンチをパラパラみたら「コミックエッセイのつくりかた」という企画で呼ばれていたようで(企画書ちゃんと読んでなかった。)あんまり空気を読めず、自作品のことばかり語ってしまったかもしれません。
Q「何で父親についての作品を描こうと思ったんですか?」
A「いや、当時お金がなくて小銭を稼ぎたかった」とか。
多分そういうこと聞かれてるんじゃなかったんだろうなー。と誌面を見て少し反省しております。でもまあ事実なんで仕方ない。
あんまりインタビューされることもないので、吉田ファン(7名)はマストチェケラでお願いします。


戻ってきた酒量

4月はあまり飲まなかったお酒ですが、最近また増えてきております。しつこい奴らです。

「死んだふりをしていたのさ しぶとい奴さその名は性欲」

寝る時間もだんだん遅くなってきております。今日は6月13日。
4月は頑張って、5月も耐えて、6月。少しずつ崩壊が始まっております。
アサガオの蔓がフェンスに巻き付くように、元の生活スタイルに戻りかけています。
ここらでもう一度、蔓をブチ抜き、気合いを入れ直しましょう。
現在午後9時15分。今日はもう一旦文章を止め、眠ることにしようじゃありませんか。今夜はまだ1缶しか飲んでいません。このまま眠っちまえば大丈夫です。

なんか知りませんが、先日旧知の編集者さんから2人連続で「連載企画考えませんか。何か描いてください。」と連絡が来ました。何やかやと仕事も忙しいし、全くネームが通らない時代から約7年。現在作家的モテ期が到来しております。
わっしょい!わっしょい!
コスメは売れてないのに何故でしょうか。エッセイが始まったからでしょうか。ダ・ヴィンチに載ったからでしょうか。
しかしねえ、忙しい時に来てもダメなんですよ。時間ないんですもん。あたし。腕2本ですもん。
もっとさあ、干されてどうしようもない時に来てくれないと。
7年もあったじゃん!私たちの時間!あの時告白してくれてたら!今さら言われても…そんな…困るよ…。
国道を行く車のヘッドライトが僕らを照らして通り過ぎていった。白いフェンスに2人の影が長く伸びて、彼女の薬指がキラリと光った。ラーメン屋の主人が出てきてのれんを下ろし、特に興味もなさそうにあたりを見回してから、看板のコンセントを抜いて店に戻っていった。

でもまあそんなこと思いつつも、そん時頼まれてもロクなもの描けなかったでしょうねー。
やっぱりトライ&エラーで上手くなるので、漫画家が漫画を上手くなるまでの間、金を出してくれる人がいい編集者な気がする。
なかなかいないですが。

生産枚数を増やし、酒量を減らす。
それが当分の目標になります。
ではではまた今度。


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