【横浜市版】放課後デイサービスまとめ&おすすめ事業者3選【障害児⽀援】

最近は発達障害や変わった個性を持つ子供の教育をサポートしてくれる放課後デイサービスが増えてきています。私自身の経験も含めながら放課後デイサービスについてまとめてみました。

そもそも放課後デイサービスって何をするところ?

放課後デイサービスとは、 障害のある子供や、発達が他の子供よりも少し遅れているなどの特性を持った子供達に対し、自立支援や集団生活へ適応できるような訓練を行い、親も子供も安心して生活できるようなサポートをしてくれるサービスのことです。正確には、放課後等デイサービスという名称で、2012年に児童福祉法に位置づけられた福祉サービスです。対象となるのは、原則として6歳〜18歳までの就学児童で、障害手帳や療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などの手帳を持っている児童となります。あるいは、発達の特性について医師の診断書がある場合も対象となります。

放課後等デイサービス(ほうかごとうでいさーびす)とは、児童福祉法を根拠とする、障害のある学齢期児童が学校の授業終了後や学校休業日に通う、療育機能・居場所機能を備えた福祉サービス。「障害児の学童保育」とも呼ばれる。略して「放デイ」。かつては個別の障害福祉法を根拠としていたが、法改正によって障害者総合支援法が根拠となり、未就学児童は児童発達支援事業、学齢期児童は放課後等デイサービスに分かれ、身体・発達・精神などの種類にかかわりなく障害児が利用できるようになった(現在は児童福祉法に移行)。民間事業者の参入も進んでおり、利用者の選択肢が増えている。これらサービスの利用には、利用者が市町村に対して申し込む必要がある。決定されると障害児通所給付費及び特例障害児通所給付費が支給される(法21条の5)。出典:ウィキペディア

私自身の経験を交えてお話しさせて頂くと、10歳の時に父親を病気で亡くし、母子家庭で育つ中で様々な困難や悩みを抱えてきました。逆境を乗り越えた自分の経験を活かそうと、大学生時代に知的障害を持つ子どもたちへの支援活動を行っていました。横浜市鶴見区の日系外国人集住地の中学校や高校を訪問し、学習支援を行う学生ボランティア団体で代表を務めたり、多様な環境に身を置く中で困難な状況にある方々へのサポートを積極的に行ったりしてきました。現在は35歳で自分が親になる立場になりましたが、周りには障害を持った子供の子育てに悩んでいる親御さんもおり、放課後デイサービスは今となっては欠かすことの出来ないサービスだなと日々痛感しています。実際に放課後デイサービスの利用を検討している親御さんや、障害者の子供について悩みを持っている方にとって少しでも役に立つノートになればと思います。

最大の目的は、豊かで健やかな生活が送れるようになること

そもそも放課後デイサービスを利用する目的は何でしょうか?何かしらのハンディキャップを持っているからと言って、豊かな人生が送れないのかというそんなことはありません。少しずつではありますが、障害者でも生活しやすい取り組みは増えてきているかなと私自身は感じています。障害と捉えるのではなく、あくまでもその子の個性と捉えてそれを認め、健やかな生活を送れるようサポートしてくれるのが放課後デイサービスのメリットです。

社会を生きていくためには、人との関わりは必要不可欠です。そのため、放課後デイサービスでは、多くの子供達と教室での遊びや体験を通じて集団行動になれる訓練を行います。もちろん、訓練以外にも様々な遊びや活動を通じて、子供の能力や個性を再発見し、それをさらに伸ばしていけるような手助けにもなる場所です。

横浜市近辺で評判の良い放課後デイサービス3選

最近は放課後デイサービスの数が増えて、私が住んでいる横浜近辺にもサービスを展開する所がたくさん増えていきました。ここでは私が日々色々な人たちと情報交換をする中でおすすめの放課後デイサービスをまとめましたので、よろしければ参考にしてみてください。

toiro
横浜市を中心に、川崎市、大和市など神奈川県の各エリアに教室を展開している会社です。鎌倉市や藤沢市にも今後展開していくみたいです。神奈川を中心に他にも様々な社会福祉事業を行っているようで、会社の規模は放課後デイサービスをやっている会社の中では一番大きいんじゃないでしょうか。

横浜・神奈川の放課後等デイサービス「toiro(トイロ)」
子供の考えや興味対象を尊重し、育成をサポートする方針であることがわかります。

くまさん横浜
こちらも横浜の港南台に展開している放課後デイサービスです。

横浜市・港南台の放課後等デイサービス『くまさん横浜』 | -横浜市・港南台の放課後等デイサービス

アレッタ
こちら横浜市の南区で展開されている教室です。
神奈川県横浜市の放課後等デイサービス「アレッタ」

選び方のポイントは?
大切な子供を預けるわけですから慎重に決めたいですよね。サービスを決めるにあたってどんなところに注意すれば良いのかをまとめてみました!

①とにもかくにもまずは放課後デイサービスの見学に行ってみる
一番大切なのは現場に出向いてスタッフの方とお話をしたり、お子さんの様子を見てみるのが一番です。どこの教室でも無料見学を行っているので、2,3教室見て回ると良いでしょう。

②教室の考え方や方針が自分の子供にあっているかどうか
子供は十人十色ですし、家庭の環境や親御さんの考え方などによって放課後デイサービスに求めるものは当然違ってきます。子供や親御さんの求めていることがその教室では叶うのかどうかをしっかり見極めなくてはいけません。もちろん、教室側もできる限り歩み寄ってくれるとは思いますが、集団生活である以上、一人一人の要望を100%聞くことは現実的ではないので、絶対に外せない項目などは事前にメモを取っておき、見学に行った時に忘れずに確認するようにしましょう。

③あると便利!送迎サービス
親御さんが忙しいと迎えに行くのが困難だったりすることもあります。そこで便利なのが送迎サービスがある教室。送り迎えがあると、忙しい親御さんも助かりますよね。このノートでご紹介した3つの教室はいずれも送迎サービスはあるのでご安心下さい。

入室には受給者証が必要です。
放課後デイサービスを利用するためには、市区町村が発行する「障害児通所受給者証」が必要となります。横浜市の場合になりますが、ここでは発行までの手順をまとめましたので参考にしてみてください。

①利用相談
お住まいの区の福祉保健センターや障害児相談支援事業所に、障害児通所支援の利用について相談する。

②障害児通所支援事業所の見学
放課後デイサービスを提供している事業所に入室希望と見学できるかどうかを確認する。

③申請書等の提出
区福祉保健センターに障害児通所給付費支給等申請書を提出する。

④面接調査
利用要件を満たしているか、月に何回の利用を希望しているかなど、区役所の担当者が直接話を聞いてくれて、支給するのが適切かどうか審査が行われる。

⑤受給者証の交付
審査の結果、支給が適切と判断された場合、受給者証が送られてくる。

⑥事業者との契約/利用開始
受給者証を事業所に提示し、契約します。その後、利用を開始。市区町村によって多少流れが違う場合もあるかもしれませんので、各市区町村のホームページを見てみると良いと思います。

放課後デイサービスはどれくらいの料金で利用できるの?
受給者証が発行されていると、原則地方自治体が9割負担となります。世帯の所得状況によっても異なるため、簡単に纏めてみました。これも各地方自治体によって多少内容は異なると思いますので、各自治体のホームページを参考にしてみてください。

■生活保護・生活保護(または中国残留邦人等支援法による支援給付)受給世帯➡月額上限金額:0円

■低所得1:障害児の保護者の収入の年収が80万円以下
➡月額上限金額:0円

■低所得2:低所得1に該当しない方
➡月額上限金額:0円

■一般1:所得割28万円未満
➡月額上限金額:4600円

■一般2:所得割28万円以上
➡月額上限金額:37,200円

児童発達支援とは何がちがうの?
放課後デイサービスと似たサービスで、児童発達支援というものもあります。違う点は子供の年齢です。小学校にあがる前の未就学児を対象としているのが児童発達支援、小学校入学から高校を卒業する18歳までの就学児を対象としているのが放課後等デイサービスです。例外として、18歳を過ぎても引き続き放課後デイサービスを利用する必要があると行政に認められれば20歳までは利用することが可能です。

まとめ:子供の事を本当に考えてくれる放課後デイサービスを見つけて、親御さん、お子さんともに健やかな生活を送りましょう!

冒頭でも書きましたが、障害を持つ子供たちとふれあったりする経験を通じて、これまで色々なことを考えてきました。障害者というとネガティブな印象を持たれがちですが、私自身は決してネガティブなものではなく、あくまでもその人の「個性」として受け止め、その個性を認めることで、それが住みやすい環境作りに繋がっていくと感じています。しかし、私一人が認めた所で何も変わりませんし、一人でも多くの人に知ってもらうこともまた大切だと考えています。そんな「個性」を尊重してくれる温かい空間が放課後デイサービスであると思いますし、そこで働く人たちは本当に子供のためを思って日々接してくれているので、お子さんを預けようかどうか迷われている方は、ぜひ前向きに検討してみてください。中にはこのようなサービスを活用することに対して前向きになれない方もいらっしゃるようですが、親御さんとお子さんの両方が幸せになることがなによりも大切です。家族全員が心身共にすこやかに生活できるよう、見学からでもはじめてみてください!

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