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「ダメ虎」を想う阪神タイガース・ファン・・・

1985年、筆者は大学1年生だった。大学が後楽園球場に近いことあり、土曜日・午前中の授業終了後、後楽園球場へ向かった。この日は、巨人vs阪神戦、昼間から「六甲おろし」が吹き荒れていた。「ダメ虎」の優勝など見たことも、経験もしたことない、若いタイガース・ファンが優勝に向かって酔いしれていた。勝った日などは、千葉の船橋駅まで、ファンが騒いでいたこともあった。セ・リーグ優勝、そして当時、無敵の西武ライオンズにまで、土曜日に勝利「完勝」、ありえない光景だった。しかし、それとは裏腹に、友人で名古屋出身のタイガースファンが寂しそうに言った。「優勝しない方が、よかったかな・・・なんだか変な感じなんだよね」。本来、タイガースファンは優しいのだ。負けても、お家騒動でも、等身大の自分のままに、ともに戦う姿勢に酔いしれるのだ。それでも、この強い阪神タイガースは、清々しい。
鈴木忠平さんのコラム、全文、読ませてもらいました。素晴らしいです。目の付け所が違いすぎて、言葉がありません。

#プロ野球

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