見出し画像

「水原一平」は、胴元に嵌められたのだ。

元々、ギャンブル好きだったのは否定できないだろう。脇の甘さも、自分の立場も分かっていなかった。しかし、水原一平は、嵌められたのだ。
「金」のあるところには、必ず悪い奴らは群がる。サラリーマンの退職金だって、銀行が狙っている。今回の行為は、弁解の余地はないが、明らかに有名人を狙った犯罪だ。輩はまず、水原一平の立場を確認したはずだ。大谷翔平の通訳、その水原一平がギャンブルに講じている。単なる遊びなのか、それとも中毒ほどに好きなのか、輩は判断する。一度、引き込めば、こっちのもの。逃げられない。昔、サラ金のマニュアルに「いい女が金を借りに来たら、どんどん貸せ」その真意は「ある時、突然、男が現れて借金を肩代わりしてくれる」というものだ。輩とすれば、水原一平にとって、大谷翔平は借金を肩代わりしてくれる「いい男」なのだ。そう判断しなければ、回収不可能となるほどの金を貸すはずがない。我々は水原一平を、大谷翔平と同様に誠実な人物と思っていたようだが、そうではなかった。ただ、今回の摘発、捜査の対象はあくまで、胴元の輩だ。違法ギャンブルで多額の利益に稼いでいるのに対して、税金を払っていないのは明らかで、捜査の狙いはそこにある。水原一平を違法ギャンブル行為で逮捕しても、何の成果もない。「司法取引」という形で、すべてを明確に自供する代わりに、不起訴ということもなくもない。最後に言いたいのは、どんなことがあろうと、大谷翔平が罪に問われることはない。大谷翔平の無実を信じてもいいし、そもそも捜査も狙いはそこにはない。我々の教訓は、「金のあるところには、必ず、輩が狙っている」ということだ。残念でならない。大谷翔平にはなれなくても、水原一平にはなれたかもしれない。それほどに、憧れる、素晴らしい仕事だったのに・・・・

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?