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アフリカ最大のキベラスラム

アフリカ 最大級のキベラスラムに行って来ました。今回は、キベラスラムツアーということでマゴソスクールの早川さんに案内していただきました。実際、自分では行けないスラムに行って感じたこと、学んだこと、衝撃だったことについて書きました。何か少しでも皆さんの生活や人生や仕事のヒントになってくれると嬉しいです!

・苦労

・情

・商売

・問題

・協力

・マゴソスクール

・苦労

 キベラスラムは、約100万人もの人々が生活しており、16の村に分かれています。
 今回早川さんと共に案内してくれた、オギラさんは、8歳の時に母をなくし、浮浪児でゴミ拾いで生計をたてていたそうです。毎日働きながら、勉強し、貯めたお金でKCPE(ケニアの全国統一試験)というお金を払えば誰でも受けることのできる全国テストで高得点を取りました。そして、奨学金を貰い、教育を受け、今はマゴソスクールの教頭先生になっています。いつでも笑顔で、優しくて、人気者の先生です。自分も大好きですし、かっこいいです。
 オギラさんのバックグラウンドを聞いて、その時のオギラさんの苦労を考えると、自分の苦労と思っていたことが鼻くそのように感じた。まだ自分のやっていることは、全てにおいて甘いし、弱いし、妥協している。まだまだやれると思えました。

・情

 キベラスラムの人の中には、田舎から一文無しで出稼ぎに来て、このキベラスラムで生活して、稼いで、貧しい田舎の家族にお金を送る人たちが沢山います。
 キベラスラムの人たちは本当に優しくて、一文無しで当てもなく田舎から来た、同じ部族の他人を駅まで迎えに行って、さらに自分の家に居候させてあげるそうです。
 ただえさえ、自分の生活に余裕が無いのにも関わらず、受け入れるという本当の心の広さを学びました。そして、その「情」が連鎖して、優しさのエコシステムが出来上がっていることに感動しました。
自分には、その心の広さがあるのか、自分のことばかり考えていないか。

・商売

 キベラスラムの皆が、商売人です。サンダルを作っていたり、携帯修理屋さんをしてたり、散髪屋をやっていたり、八百屋をやったりと本当に様々です。工夫して、野菜無料カットサービスなどの付加価値を出して商売繁盛させたりしているそうです。
 そして、衝撃だったことが儲かっているで店のオーナーに成功の秘訣を聞きました。すると彼は、「成功の秘訣は、利益の1割を神様に返している。」と言いました。最初は、意味がわかりませんでしたが、利益の1割を貧しい子供達に寄付しているそうです。 
 まさに、近江商人の「三方よし」を実践されていました。商売において、売り手と買い手が満足するのは当然のこと、社会に貢献できてこそ良い商売といえる。商売の本質であり、重要なことだと改めて気づかされました。

・問題

 キベラスラムに住んでいる人は、貧しい人が多いです。たくさんの問題を抱えています。
 例えば、女の子が貧しくて50円の生理用品を変えず、生理の時は、学校に行けない子もいます。ボダボダ(バイク)のドライバーが、その50円の生理用品を買って持ち歩き、無料であげる代わりに、SEXを強要するという売春も行われているそうです。
 生活においても、トイレ不足や水問題。トイレが家に無い人は、お金を払って有料でトイレをしています。
 そのほかにも、助産師さんが言っていたのは、定かではないが、母の栄養が足りなかったり、HIV、農薬の影響による、奇形した赤ちゃんが生まれること。
 医者の診断料としての本来、病院に支払われるべき保険のお金が政府の汚職で払われなかったり、普段お金がないために、安くてカロリーの高いものを毎日食べる事よって発症する、糖尿病だったり、医療・健康面で多くの問題がありました。
 そして、キベラスラムの最も多い死因は、火事です。電気のインフラが整っていなくて、電気供給の元の部分が発火して、その近くの沢山の家に燃え移ってしまって多くの方がお亡くなりになられるそうです。
 様々な問題がある中で、それを解決するためにテクノロジーを活用することで改善できるのか。また、その問題にどうアプローチしていくのかを考えなければならない。

・協力

 キベラスラムの人達は、みんなで協力し合って生きています。人間関係を大切にします。
 代表例として、「チャマ」(スワヒリ語で政党や組織を指す言葉)という、組織があります。みんなで給料日にお金を集めて、それを今月は、この人が貰う。来月は、あの人が貰う。といった感じで、みんなで少しずつお金を出し合って、毎月1人にその集めたお金をシェアする仕組みです。そのほかにもチャマは、金利0%でお金を借りられることもできます。
 人の悩みは、全て人間関係と言われているが、その人間関係を自分はおろそかにしてはいないか。協力して何かできるくらいの信頼関係は築けているのか。

・マゴソスクール

 キベラスラムを歩いた後は、早川さんが携わっているマゴソスクールに行きました。やっぱり、子供達は、最高!!
 みんな笑顔で迎えてくれて、歌や踊りを披露してくれました。
 ケニアの大きな問題として、汚職があります。汚職を解決するためには、子供の教育が絶対必要です。ダメなことは、ダメと理解する能力が非常に重要だと思います。マゴソスクールの生徒さん達を見ているとケニアの将来は明るいと自然に感じた。

・まとめ

 今回、キベラスラムに行って、自分の常識が完全にぶっ壊されました。結局、常識は自分の経験や周りにいる人、環境によって作られているものでしかないなと気づかされました。本当に貴重な経験で、もっと努力できると思ったし、まだまだ自分は甘いし、弱いし、サボってると実感しました。そして、人間のパワーを感じました。人間の目に見えないパワーは、経験や苦労や努力で人間のパワーが成長するのではないでしょうか。

学んだことを活かして、これからも人生楽しんでいきます!!
最後まで、見ていただきありがとうございました。共に頑張りましょう!

『キベラスラムに行くメリット』
・自分の常識がぶっ壊れる
・すごい劣等感を感じれる
・人間の目に見えないパワー知れる
・人として大切な事を学べる
・マゴソスクールに行ける
・牛の足を煮込んだスープが飲める
↓顔怖すぎ。(笑)

ツアーは、警察2人が守ってくれるので安全です。

今回、案内していただいた、早川さんに本当に感謝です。下に、マゴソスクールのホームページを載せておりますので、是非クリックしてください。

マゴソスクール ホームページ。
http://magoso.jp/

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